みなさんは「大納言」と「普通小豆」というものがどのようなものがご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「大納言」と「普通小豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大納言」とは?
「大納言」は「だいなごん」という読み方になります。
この「大納言」とは一般的に「太政官(だいじょうかん)の次官」で「右大臣の次位のこと」を指しているのですが、ここで言う「大納言」は「小豆(あずき)一品種てあり大粒で色が濃く味も良いもの」を言っています。
「普通小豆」とは?
「普通小豆」は「ふつうあずき」という読み方になります。
この「普通小豆」とは「直径が4. 2mm以上の大きさのもので主に和菓子などに使用されているこしあんや粒あんに加工されて使用されている小豆のこと」を意味しているのです。
「大納言」と「普通小豆」の違い
では、ここで「大納言」と「普通小豆」の違いを見て行くことにいたしましょう。
これら2つの言葉にはどのような相違点があるのでしょうか?まず、「大納言」ですが、これは「大粒で色が濃く味も良い小豆のこと」を言っています。
一方の「普通小豆」とは「直径が4. 2mm以上の大きさで、和菓子などに使用されているこしあんや粒あんに加工されておる小豆のこと」になるのです。
「大納言」は「豆皮が柔らかく仕上がって、皮とあんとのバランスの食感を失うことがなく、粒餡や鹿の子豆に適した種」と言えるでしょう。
一方の「普通小豆」は、「こし餡に適した豆であり、その粒子は大納言種よりも比較的に細かくて外皮は大納言種よりも堅く煮くずれしやすく味も薄い」のが特徴です。
「大納言」の例文
では、ここで「大納言」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『あずきの中で特に大粒な特定品種のことを“大納言”と呼んでいますが、流通・加工上、普通小豆の品種とは区別されているのです』
・『大納言は大きな粒なだけではなく、煮た時に皮が破れにくい特性を持っているために、切腹の習慣がない公卿の官位から名付けられたと言われているのです』
「普通小豆」の例文
続いて「普通小豆」の例文を見て行きましょう。
どのような文章が考えられるでしょうか? ・『普通小豆は、同じ耕作地で続けて連作栽培することができません。収穫の終わった耕作地は、翌年には他の作物を育てなければならないのです』
・『普通小豆は、日本や中国・韓国などの東アジアを始め、近年では北米・南米・オーストラリアでも栽培されるようになってきました。しかし、東アジア以外では小豆を食べる習慣はないのです』
まとめ
ここまで「大納言」と「普通小豆」がどのようなものか違いも含めて説明してきました。
これらの食材は日本の伝統的な食習慣にしっかりと根付いたものとして、私たちもしっかりと理解しておく必要があるのではないでしょうか?身近な和菓子の中にも使われているだけにしっかりとチェックしておきたいものです。