この記事では、「土下座」と「平伏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「土下座」とは?
「土下座」は、日本古来の謝罪方法で、ごめんなさいを示す行動です。
あくまでごめんなさいという謝罪を示すのが、「土下座」なのでこの行動をとる場合、絶対に「土下座」をする側は自分の行動の間違いについて謝罪する気持ちがないといけません。
また、謝罪する気持ちを第3者に強要され嫌々「土下座」をした場合は、謝罪になりません。
なお、相手側が「土下座」を強要することがありますが、これは謝罪を強要しているうえで、かつ無理やり謝罪を強要しているか、本当に謝罪が必要な出来事だった場合でも、相手に対して頭を地につけて謝れということを強要しており、相手の人権を無視する行為なので、実は「土下座をしろ」という命令は拒否できます。
むしろ、相手側に強要されたという事実があれば、相手を訴えて人権侵害という形で対処も可能です。
「平伏」とは?
「平伏」は、意味は様々で、相手に無理強いが可能で、礼をしろという命令のほか、謝罪しろという命令だったり、参ったと言えというように命令を意味します。
また、自発的に、礼節を示すことのほか謝罪や参りましたと述べることが「平伏」です。
「土下座」と「平伏」の違い
両者は、「土下座」だけが頭を地につけて謝罪という意味で、「平伏」は相手を敬うために頭を地につけることのほか、降伏するという意味もあります。
「土下座」の例文
・『土下座を強要されたが相手の要望を無視した』
この例は、頭を地につけて謝れということを強要されたが相手の望みについて無視したという例です。
これは、人権というものを考慮した場合、失敗した側に非があっても実は強要した側に問題があるとみなされ、人権を侵害しているうえで対等ではない関係性を構築するが故、相手の考えに逆らったという例になります。
なお、この場合、相手側が激怒してさらに過激なことを望む場合があったり、社長である場合解雇を言い渡す可能性がありますが、これも実は権利の乱用という形で社長側が不当に権利を行使しているとすれば解決できますが、問題は、「土下座」という謝罪方法で済まされない失敗をして「土下座」をしない場合、人権侵害という問題で「土下座」の拒否ができるかという問題があります。
「平伏」の例文
・『勝てないので平伏した』
この例は、勝てないので降伏したという例で頭を地につけて降伏した例です。
「平伏」は降伏するという意味もあります。
まとめ
「土下座」は、究極の謝罪方法ですが、問題は、人権問題に発展することと、実のところ頭を下げて許されるのであれば、「土下座」という方法を選択するという考えに至る点です。
つまり、心から謝罪しておらず、頭さえ下げておけばよいかという考えに陥りやすいです。
「平伏」については、降伏することや謝罪、相手にお礼をすることなどの意味があり、「土下座」よりも意味が多い言葉になります。