この記事では、「落語」と「漫談」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「落語」とは?
「落語」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「落語」は、「らくご」と読みます。
「落語」は、「寄席演芸の一つ。
こっけいを主にした話芸のことで、話の終わりに落ちがある特徴があるもの」という意味があります。
「落語」は、16世紀の美濃の人、「安楽庵策伝?(あんらくあんさくでん)?」を祖にするとされています。
座布団の上に和装の落語家が座り、扇子と手ぬぐいなどの小道具を使いながらする話芸となります。
「江戸落語」と「上方落語」があり、同じ話でも、江戸弁と大阪弁という言葉の違いや、演出に違いがあります。
また、「落語」には「古典落語」と「新作落語」があり、「古典落語」は、主に江戸時代に作られて現代まで伝えられている「落語」を指します。
代表的なものに「時そば」や「目黒のサンマ」などがあります。
「新作落語」は、現代の落語家が、オリジナルの話を作ったものを指します。
人までで、落ちのある面白い話をすると、まるで「落語」のようなので、「あなたの話はまるで落語のようだ」などという文章にできます。
また、寄席に行き、話芸を楽しむ場合は、「落語を楽しみに、寄席に行く」などという文章を作ることができます。
「漫談」とは?
「漫談」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「漫談」は「まんだん」と読みます。
「漫談」は、「くつろいだ気分でする、とりとめのない話」という意味があります。
また「漫談」には、「寄席演芸の一つ。
軽妙な口調で、社会風俗や時事問題の風刺、批評などを取り入れて、聴衆を笑わせる芸」という意味があります。
基本的に立った状態で、マイクに向かってする話芸で、和装の人もいれば、スーツ姿で行う人もいます。
「漫談」は大正時代に生まれたとされていて、社会風俗や時事問題などをテーマに面白い話をしますが、ギターやウクレレなどを演奏しながら話をするというスタイルもあります。
「落語」と「漫談」の違い
「落語」と「漫談」の違いを、分かりやすく解説します。
「落語」も「漫談」も、寄席演芸の一つで、一人で行う芸という共通する意味があります。
ただし、「落語」は、江戸時代初期に始まったとされるのに対して、「漫談」は、大正時代に始まったという違いがあります。
また、「落語」は着物を着て、扇子や手ぬぐいを使って行う芸なのに対して、「漫談」は服装は自由で、手ぶらの人もいれば、ウクレレやギターを持つ人もいるという違いがあります。
さらに、「落語」は正座をして行う芸なのに対して、「漫談」は、基本的に立って行う芸という大きな違いがあります。
まとめ
「落語」と「漫談」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、寄席に行った時に、戸惑うことが無くなるのではないでしょうか。