「創造神」と「絶対神」の違いとは?分かりやすく解釈

「創造神」と「絶対神」の違い言葉・カタカナ語・言語

神様を指す表現として「創造神」「絶対神」があります。

このふたつはどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「創造神」「絶対神」の違いについて解説します。

「創造神」とは?

「創造神」とは?

「創造神」とは、「この世界を想像した神」を意味する言葉です。

人間を超える超常の存在が「神」もしくは「神様」です。

神を信じることを「宗教」と言いますが宗教によって上の捉え方には違いがあります。

世界にはたくさんの神様がいると考える宗教もあればたった一人の髪しかいないとする考え方もあります。

いろいろある神の考え方のうち「何もない無の状態からこの世界のすべてを創造した神」「創造神」です。

「創造神」とは万物の始まりとなる存在です。

この世界を作ったのは「創造神」であり神によて作られるまでこの世界は存在しなかった、という考えは一人の神を信じる一神教だけでなく複数の紙が存在すると考える多神教にも見られます。

多神教における「創造神」とは「たくさんいる神の中でこの世界を作った神」です。

一般的には最も力を持つ神が「創造神」であることが多いのですが上位の神に命じられて世界を創造する「創造神」がいると考える説もあります。

世界は一つだけではなく同時に複数の世界が存在している、という考え方を平行世界といいます。

平行世界においては各世界を作った神が「創造神」であり「創造神」が複数存在しています。

「創造神」の使い方

・『この世界は創造神によって作られたと考えられている』
・『創造神は万物の根源を象徴する存在である』
・『あの神殿には創造神が祀られている』
・『創造神は立派な肉体を持ち白いひげをたくわえた男性の姿をしていると信じられている』

「絶対神」とは?

「絶対神」とは?

「絶対神」とは、「世界にただひとりきりしかいない常に正しい神」を意味する言葉です。

世界に神が一人しかいないと考える一神教において神は唯一の存在であり常に正しい存在です。

そのような「過ちを犯すことがなく他に並ぶものがいない神」を指して「絶対神」と表現します。

「絶対神」は文字通り絶対の存在だと考えられています。

決して間違えず誤らないのでやることは全て正しいことばかりです、「絶対神」とはいわば世界のルールそのものです。

「絶対神」が黒といえば黒に、白といえば白が正しいことになり間違えるとか誤るとかいう次元ではなく「絶対神」のやったことそのものが正しいことになるので決して失敗はありません。

一般的に「絶対神」という場合は一神教における唯一神を指します。

「絶対神」の使い方

・『キリスト教では神を絶対神だと考えている』
・『イスラム教では絶対神の教えを忠実に実践することが美徳とされている』
・『日本人には絶対神という考えになじみがない』
・『絶対神が間違えることはない』

「創造神」と「絶対神」の違い

「創造神」と「絶対神」の違い

「創造神」は世界を作った神、「絶対神」はただひとつで他に代わるものがいない究極の神という違いで区別されます。

一神教において「創造神」「絶対神」は同一であると考えられることが多く不可分の存在ですが。

まとめ

まとめ

「創造神」「絶対神」はどちらも西洋的宗教の考え方における神を指す言葉なので日本を含む東洋の思想とはあわない部分も多く、とくに神に対する独特な考えを持つ日本では上手く理解できない人も少なくありません。

同じ意味で使われることも多く混同しやすい言葉ですが人々からどのように考えられているかに注目して区別してください。