「直感」と「直観」の違いとは?分かりやすく解釈

「直感」と「直観」の違い言葉・カタカナ語・言語

「直感」「直観」はどちらも「ちょっかん」と読みますが、それぞれの意味は異なります。

この記事では、「直感」「直観」の違いを分かりやすく説明していきます。

「直感」とは?

「直感」とは?

「直感」とは、説明や考察を抜きにして、感覚によって瞬時に物事の状況などが分かることを言います。

「直感」を使った例文をいくつかご紹介します。

『私は彼女と初めて会った時、自分はこの人と結婚すると直感しました』、『私の妻の直感は非常に鋭いので、嘘をつくことはできない』、『なんとなく直感でこちらの方が良いと思いました』、『直感は言葉では説明できないものがあります』、『結果的にやはり最初に感じた直感の通りになりました』「直感」と似た意味を持つ言葉としては、「第六感」「六感」「予感」、あるいは「勘」などが挙げられます。

「直感」の反対の意味を持つ言葉は「推理」で、既に分かっている事実から、未知の事柄を想像しながら考えていくことを意味します。

「直観」とは?

「直観」とは?

「直観」とは、推理などの論理的な判断によらないで、対象を直接的に捉え、本質を見抜くことを意味します。

「直観」を用いた例文をいくつか挙げてみます。

『直観教授とは人間の直観を重視し、事物や事物に代わるものを観察させる教育方法のことです』、『彼はこの分野においては、直観的な能力を持ち合わせています』、『私はもっと直観力を高めていき、成功に結び付けていきたいです』、『今年の冬は例年に比べると、小雪だと直観的に判断しました』、『これからも直観を大事にしていきたいです』「直観」の類似語は「予覚」「直覚」、あるいは「洞察力」などがあります。

また、「直観」の対義語の「推論」は、推理して論じることを言います。

「直感」と「直観」の違い

「直感」と「直観」の違い

「直感」「直観」の違いを、分かりやすく解説します。

「直感」とは、説明や考察を抜きにして、感覚によって瞬時に物事の状況などが分かることです。

一方、「直観」は推理などの論理的な判断によらないで、対象を直接的に捉え、本質を見抜くことを言います。

「直感」は感覚的な勘のようなものに対し、「直観」は今までの記憶や経験を元にでてくるものなので、この点が違っています。

「直感」は説明できないものですが、「直観」は説明できる点も異なっています。

まとめ

まとめ

「直感力」「直観力」は個人差がありますが、鍛えて向上させることができます。

普段から物理的に物事を考える習慣がついていると、どうしても思考が先になってしまいます。

感覚的に物事を判断できるようになるには、まずは頭で考えるよりも感覚や感情で捉えるようにしていきたいものです。

特に自然界では人間の人知を超える大きなものがあります。

過去のデータから推測する判断だけではなく、その時々の状況に応じて感じる、または閃く「直感」「直観」を大切にしていきたいものです。

そのためにも、日頃から自然に触れる機会を多く作って行きたいものです。

人間も自然の一部ですし、他の地球上に住んでいる動植物たちと何ら変わるものではありません。

もっと大きく捉えるならば、すべて宇宙と繋がっています。

それを体感できるようになれば、今よりももっと「直感力」「直観力」を高めていくことができるでしょう。