この記事では、「天中殺」と「大殺界」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天中殺」とは?
天中殺とは、てんちゅうさつという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、てんくうやてんの真んなかという意味がある天中の漢字に、ころすとか無くすといった意味の殺の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ天中殺は、天が味方しない時というのを表すのです。
「天中殺」の使い方
天中殺は、干支における天が味方をしないため、悪い事が起きやすい注意すべき時期という意味に使われています。
中国で発祥した算命学という干支を基準にして占う占星術で使用される用語であり、四柱推命では空亡と呼ばれる事も多いです。
人生のあれこれを精算すべき時期とも言われており、注意すべき時期が2年から3年続く事になります。
「大殺界」とは?
大殺界は、だいさっかいという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、規模や形がおおきいといった意味を持っている大の文字に、良くないとされる運気の流れといった意味の殺界の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から大殺界は、六星占術において12年の内に3年あると言われる非常に良くない運気の流れを示すのです。
「大殺界」の使い方
大殺界は、陰影と停止、減退という形で3年に渡りとても悪い運気の流れが生じてしまう時期を表す際に用いられる言葉となっています。
占い師の細木数子が生み出したとされる六星占術という占いに登場する用語であり、年単位で占った場合には、悪い運気の流れが3年間続いてしまう事になるのです。
新たな事を始めるには不向きという意味を強く持っているのが、この大殺界と呼ばれる時期の特徴だったりもします。
「天中殺」と「大殺界」の違い
天中殺と大殺界の文字表記を並べて見比べれば、天と中に、大と界といった漢字の違いを見出す事が可能です。
ですが殺という漢字は共通しており、しかもどちらも運気が低迷する時期を表す言葉として使われています。
そのため混同してしまう恐れがある言葉同士だとも言えるので、違いを理解しておく事が大事です。
まず天中殺ですが、これは中国で発祥した算命学と呼ばれる占星術で使用される言葉であり、2年或いは3年間、続けて運気が低迷する時期を表します。
一方の大殺界は、六星占術という占いにおいて、3年続けて運気が低迷してしまうという悪い時期を示す際に用いられる事が多い言葉です。
まとめ
2つの言葉は共に、殺という漢字が使用されており、どちらも占いにおいて運気が良くない時期を表現する言葉となっています。
とはいえ殺以外の漢字は共通していないため、持つ意味合いには相違点を発見する事は可能です。
ちなみに天中殺は、中国で誕生した算命学という占星術で、2年か3年続けて運気が停滞してしまう時期を表す際に使用される言葉となっています。
対する大殺界は、六星占術と呼ばれる占いで3年続けて運気が良くない期間を示す言葉として使われているのです。