「物理学科」と「応用物理学科」の違いとは?分かりやすく解釈

「物理学科」と「応用物理学科」の違い専門用語・業界用語

みなさんは「物理学科」「応用物理学科」がどのような学科がどのようなことをやっているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「物理学科」「応用物理学科」の違いを分かりやすく説明していきます。

「物理学科」とは?

「物理学科」とは?

「物理学科」「ぶつりがっか」と呼ばれています。

この「物理学科」とは「大学などにおいて物理学の研究と教育を行っている学科のこと」ですが、日本国内にある大学ではその多くが理学部・理工学部に設置されているのです。

「応用物理学科」とは?

「応用物理学科」とは?

「応用物理学科」「おうようぶつりがっか」と呼びます。

この「応用物理学科」とは「純粋な物理学とテクノロジーの橋渡しをする分野である応用物理を専攻する学科のこと」を意味しています。

「応用物理学科」では、物理学を応用する方法として物質のミクロ的な性質を根本的に探究していく「量子物理系」を始め、数学的なモデルの構築によって複雑な現象を解析していく「数理・統計物理系」、新しいデバイスを創造していくことを行う「先端デバイス系」という3つの大きな流れのアプローチで教育・研究を実施しているのです。

「物理学科」と「応用物理学科」の違い

「物理学科」と「応用物理学科」の違い

ここで「物理学科」「応用物理学科」の違いを見て行くことにいたしましょう。

どのような相違点が見られるのでしょうか?「物理学科」「自然現象の本質を見通しながら普遍的な法則の探求を目指していく学科」ということができます。

一方の「応用物理学科」では「物理学をベースとして幅広い分野への応用を進めていく学科」と言っていいでしょう。

「物理学科」の例文

「物理学科」の例文

では、ここで「物理学科」の例文を見て行くことにいたしましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『今年の春にA大学の理工学部に進むことになったのですが、専攻は物理学科です』
・『高校の時に物理の授業に魅了されてしまい、進学も物理学科を目指して必死に勉強しているところです』
「物理学科」というと非常に難しい分野の印象がありますが、この分野に興味のある人にとっては、とても深いものがあるのかもしれません。

「応用物理学科」の例文

「応用物理学科」の例文

続いて「応用物理学科」の例文を見て行くことにいたしましょう。

以下のような使い方が考えられます。

・『私が大学で応用物理学科を専攻しているのも、将来、新たなデバイス分野の開発をしたいためだ』
・『今年からこの大学で新設される応用物理学科が山岳共同で10年後の新規事業を立ち上げるためのものだ』
民間企業が将来の新たな事業の創造するために「応用物理学科」など大学の新しい分野の開設を支援することもあります。

まとめ

まとめ

ここまで「物理学科」「応用物理学科」の意味と違いを説明してきました。

これらの学科は特定分野の人しか関りがないように感じるかもしれません。

しかし、実際には多くの分野の産業界で貢献する人材を輩出しているので、私たちもどのようなことを学んでいるのか知っておくこともいいでしょう。