「蜃気楼」と「陽炎」の違いとは?分かりやすく解釈

「蜃気楼」と「陽炎」の違い専門用語・業界用語

みなさんは「蜃気楼」「陽炎」という現象がどのようなものなのかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「蜃気楼」「陽炎」の違いを分かりやすく説明していきます。

「蜃気楼」とは?

「蜃気楼」とは?

「蜃気楼」「しんきろう」という読み方をします。

この「蜃気楼」「熱気や冷気によって、光が異常な屈折をするために空気中や地平線の近くに遠方の風物などが見える現象」、あるいは「大気中の温度差(密度んp違い)によって光が屈折していき遠方の風景などが伸びたり反転した虚像が現れる現象」と言うことができます。

「陽炎」とは?

「陽炎」とは?

「陽炎」「かげろう」という読み方となります。

この「陽炎」「春や夏に日光が照りつけた地面から立ちのぼる気」「直射日光で熱せられた地面の上や、焚き火の上を通して遠くを見た時に遠くの物体が細かく揺れたり形が歪んで見える現象のこと」を意味しています。

「蜃気楼」と「陽炎」の違い

「蜃気楼」と「陽炎」の違い

では、ここで「蜃気楼」「陽炎」の違いをみて行きましょう。

どのような相違点が見られるでしょうか?前述の通り「蜃気楼」は、「熱気・冷気によって光が異常な屈折を起こして空気中や地平線近くに遠方の風物などが見える現象のこと」を指しています。

一方の「陽炎」は、「春や夏に日光が照りつけた地面から立ちのぼる気」「直射日光で熱せられている地面の上などを通して遠くを見た特に遠方の物体が揺れたり形が歪んで見える現象のこと」を言っていますこの2つは「光の屈折現象」ではあるものの、「陽炎」は密度の異なる空気が混在して起こっているのですが、「蜃気楼」は密度の異なる空気が層状に分布することで起こっています。

この点が相違点となるのです。

「蜃気楼」の例文

「蜃気楼」の例文

ここで「蜃気楼」の例文を見て行きましょう。

どのような文書があるでしょうか? ・『まさかここなんなところで蜃気楼が見えるなんて驚きだな。高層ビル群が映っているだものな』
・『蜃気楼って、見ているだけでとても幻想的な感じがあるんだけど、単なる光の屈折なんだよな』
「蜃気楼」の例文を見ていると、この現象は決して不思議なものではないものの、何となく不思議な気持ちに包まれてしまいそうです。

「陽炎」の例文

「陽炎」の例文

続いて「陽炎」の例文を見て行きましょう。

この言葉の使い方としては、以下のような文章が挙げられます。

・『陽炎を見ていると、本当に暑いのが分かるね。あんなに向こうの家がゆらゆらしているんだもの。もう気絶しそうだ』
・『陽炎が起こると揺れているあちらの光景を見るのが好きなんだ。ボーっとしてあっという間に時間が経ってしまうな』

まとめ

まとめ

ここまで「蜃気楼」「陽炎」の意味や違いを説明してきました。

これらの言葉の意味を知っておくと、いろいろな場面で使うことができるでしょう。

言葉の知識の幅を広げるためにも、この2つの言葉の確認をしておき、ちょっとしたシチュエーションで使ってみたいものです。

日常会話の中で使われる機会が少ないだけに知っておいて損はありません。