「電柱」と「支線柱」の違いとは?分かりやすく解釈

「電柱」と「支線柱」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「電柱」「支線柱」の違いを分かりやすく説明していきます。

「電柱」とは?

「電柱」とは?

「電柱」は、家庭用の電力やネットワーク回線といったものを送電するための柱です。

柱をあえて立てて見えるようにしたほうが電力の復旧が楽であることから電柱は、あくまで家庭用に電力と通信回線を引っ張り込み各家庭に電力とネットワークを届けるだけが主な役割で、「電柱」には、電力のパワーを抑えて、家庭用のコンセントに対応する電力にまで落とす装備も搭載されています。

「支線柱」とは?

「支線柱」とは?

「支線柱」「電柱」のバランスを取るためのもので、「電柱」は、片側だけに電力を供給していた場合、片側だけに送電線ケーブルが装着されるため、バランスが悪くなり、倒壊してしまう恐れがあるため、送電線ケーブルが片側だけでよい「電柱」には、あえてもう一つの「電柱」を作るか、「電柱」自体にワイヤーで反対方向から引っ張ることで対応してバランスを取っており、このバランスを取るのが、「支線柱」という柱です。

「電柱」と「支線柱」の違い

「電柱」と「支線柱」の違い

両者の違いは、送電目的の柱であるか、送電目的の柱を支える立場にあるかです。

「電柱」は、送電目的の柱で、「支線柱」は、送電目的の柱が劣化のほか自重の変化で倒れないよう反対側に引っ張ってあげるだけの役割の柱になります。

よって両者は電気を送るためだけの存在が「電柱」で、その柱が倒れないようにするのが「支線柱」です。

「電柱」の例文

「電柱」の例文

・『電柱が倒れる』
この例は、家庭に電力を供給する柱が倒れるという例です。

この柱の役割は、電力を各家庭に届けることであり、この柱から自宅側に電力ケーブルが伸びているがため、柱が倒れて自宅につながるケーブルが切れれば、ほかの「電柱」から電力を回そうとしても、自宅へつながるケーブルが閉ざされ千切れていますので自宅は電気が使用できません。

「支線柱」の例文

「支線柱」の例文

・『支線柱は、支線を引く余裕がない場合作り出す柱』
この例は、「電柱」が倒壊しないように支えるワイヤーを「電柱」に取り付ける余裕がない場合、あえて、「電柱」をもう一本どこかに作り、「電柱」の左右から電力を送電するというものです。

「電柱」は、バランスが重要でこのバランスが崩れると倒壊しますので左右に電力ケーブルが装着されるのが望ましいのです。

まとめ

まとめ

「電柱」については、家庭用の電力を届ける柱の集まりでこの柱のバランスを取って、柱が折れないようにするのが、「支線柱」になります。

「電柱」は、その昔は実は木材でして、木材であったが故倒壊しやすくバランスがものすごくシビアでした。

そこにコンクリートが登場して今に至るのですが、コンクリートも強度はあっても永遠ではないのでバランスが必要で負荷がかかれば折れます。

ちなみに金属製の「電柱」あるんですが、この電柱、軽くて強いんですが、さびてしまうと金属ですので倒れてしまいますのであまり見かけない珍しい「電柱」になります。