この記事では、「養生テープ」と「ガムテープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「養生テープ」とは?
家具の運搬や塗装の際に、運搬物や周囲が汚れたり壊れたりしないようにするときに板や布などで保護するときに、使用するテープのことです。
家具を運んだり、塗装をしたりするときに、破損や汚れなどを防ぐためにシートや布を家具や壁などに貼ります。
このときに使用するシートは養生シートといいます。
このシートを固定するために使用されるのが「養生テープ」です。
このテープは手で簡単に切れるようになっています。
家具の運搬作業をするとき、屋内と屋外を行き来します。
そのとき、ハサミを持っていないこともあるでしょう。
また、シートを固定する際に、いちいちハサミを取り出すのは面倒です。
手で切れるとハサミがないところでもテープを簡単に使用することができます。
このテープは、破損や汚れを防ぐために使用するのが主な目的で、目的を果たした後にははがされます。
はがしたところに粘着のべたべたがついてしまっては、テープで周囲を汚してしまうことになるので、はがれやすく、べたべたがつきにくくなっています。
また、はがし忘れを防ぐために、ピンク、緑、赤など目立ちやすい色のものもあります。
破損や汚れを防ぐ目的以外には、フセンのように使用したり、コードを巻いてとめておくときに使用したりもできます。
「養生テープ」の使い方
家具の運搬や塗装の際に運搬物や周囲を破損したり、汚れたりしないようにするとき使われるテープをいいます。
粘着力が弱く、手で切ることができて、簡単にはがせるものを指して使う言葉です。
「ガムテープ」とは?
幅の広い粘着テープのことです。
主に梱包に使用されます。
物に接着させる面は粘着性を持たせており、その反対に使用される素材には、紙、布、OPPの3種類があります。
紙を使用しているものは手で切りやすいです。
そして軽量です。
布を使用しているものは、布の繊維に沿って切ることができます。
比較的丈夫です。
OPPはテープ自体に水がしみ込みにくい特徴があります。
手では切れません。
幅は45mmや100mmなどさまざまです。
用途に合わせて「ガムテープ」の幅を選びます。
主に梱包に使用されるテープですが、それ以外にも割れた窓ガラスに応急処置をするときや、布についたゴミを取り除くときなどにも使用されます。
「ガムテープ」の使い方
粘着力のある幅広のテープを指して使用する言葉です。
「養生テープ」と「ガムテープ」の違い
どちらのもテープのことですが、同じものではありません。
「養生テープ」は手で切りやすく、はがしやすい特徴があります。
梱包には向きません。
「ガムテープ」は粘着力があります。
「養生テープ」の例文
・『養生テープを購入する』
「ガムテープ」の例文
・『ガムテープがはがれない』
まとめ
2つの言葉はテープを指していますが、それぞれ使用する目的やテープの特徴が異なります。