この記事では、「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハナミズキ」とは?
日本の代表的な花木で、美しい白い花を咲かせる落葉小高木を意味する言葉です。
初夏に白い花びらのように見える総苞片をつけて花を咲かせ、紅葉が美しく、赤色、黄色、橙色、紫褐色とさまざまな色に染まります。
街路樹や庭木として人気が高いことでも知られます。
「ヤマボウシ」とは?
白い花びらに見える総苞片を坊主頭と頭巾に見立てて「山法師」と名付けられた植物を意味する言葉です。
落葉高木で、花、実、紅葉の対象になります。
実は食用になり、クワの実に似ており、街路樹や庭木として人気が高いことでも知られます。
「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」の違い
「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」は、どちらもミズキ科の落葉樹ですが、それぞれ異なる特徴を持ちます。
「ハナミズキ」は、アメリカからの外来種で、春に花を咲かせ、秋には赤く色づく果実と紅葉が美しい樹木のことです。
果実は長さ1cm程度の小さな実が集合して実り、赤く光沢がありますが、食用にはなりません。
その一方で、「ヤマボウシ」は、日本の在来種で、初夏に花を咲かせる植物です。
果実は丸い複合果で、オレンジや赤で光沢はありませんが、食用になります。
日当たりから半日陰の土壌で育てやすく、病害虫にも強い特徴があります。
このように、「ハナミズキ」は、派手で目立つ花を楽しみたい方に、ヤマボウシは丈夫で育てやすい庭木を好む方に向いていると考えられます。
まとめ
「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」は、見た目が似ていますが、「ヤマボウシ」は日本が原産で、「ハナミズキ」はアメリカからの外来種です。
「ヤマボウシ」の総苞片は先端が尖っているのに対して、「ハナミズキ」の総苞片は丸みがあり、先端が窪んでいます。
どちらも美しい花を咲かせる樹木で、季節ごとに姿の変化を楽しめることでしょう。