この記事では、「教師」と「講師」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象のある2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「教師」とは?
「教師」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「教師」は、「きょうし」と読みます。
「教師」は、「学校などで、学業や技芸を教える人。
先生」という意味があります。
例えば、小学校で、勉強を教えている人は、「小学校の教師」と呼ばれることになります。
また、高校で、数学の授業を専門にしている人のことを、「数学教師」と呼びます。
さらに、大学生がアルバイトで、受験生の家などに足を運び、受験対策のための勉強を教えるような場合は、「家庭教師のアルバイトをする学生」などという文章にすることができます。
また、子供のころから、学校に勤務して、学業や技芸を教える仕事をしたいと夢見ている子供がいるかもしれません。
このような場合は、「将来、教師になるのが夢だ」などという文章を作ることができます。
他にも、「無能な教師から指導を受けるのは苦痛だ」とか、「長年の教師経験から、生徒の心情を理解する」などという文章にすることができます。
「講師」とは?
「講師」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「講師」は「こうし」と読みます。
「講師」は、「講演や講義をする人」という意味があります。
講演会を開催し、自分の人生経験などを語る人のことを、「講師」と呼び「今回の講演会の講師は、Aさんです」などという文章にすることができます。
また、「講師」には、「大学や高等専門学校で、教授、准教授に準じる職務をする人」という意味があります。
大学に常勤している「常勤講師」と、非常勤の「講師」がいます。
「今日の英語の授業は、常勤講師のA先生の授業だ」などという文章を作ることができます。
さらに、「講師」には、「小中高の学校で、非常勤で教諭の職務を助けること」という意味があります。
「専門学校や予備校、塾などで、講座を受け持つ人」も「講師」と呼ばれ、「あの予備校のA先生は、人気講師だ」などという文章にできます。
「教師」と「講師」の違い
「教師」と「講師」の違いを、分かりやすく解説します。
「教師」は、「学校などで、学業や技芸を教える人。
先生」という意味があります。
一方、「講師」には、「大学や高等専門学校で、教授、准教授に準じる職務をする人」、「専門学校や予備校、塾などで、講座を受け持つ人」などという意味があります。
どちらも、「先生」を意味する言葉という共通の意味があります。
ただし、「教師」は、基本的に正規職員なのに対して、「講師」は、非正規職員であることが多いという違いがあります。
まとめ
「教師」と「講師」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。
