この記事では、「実働」と「実労」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実働」とは?
「実働」は、実際に定職して働いていることを意味し、休憩時間を除いて実際にお仕事をしている時間のことのみを意味します。
なので、「実働」は休憩時間を含みませんので機会が労働者だという場合、メンテナンス期間を除いて電力の供給を受けて働いている時間が「実働」です。
よって、「実働」は、労働時間そのものを意味します。
「実労」とは?
「実労」は、労働時間のことを指しますが、休憩時間を含めて会社に勤めあげている時間を意味する言葉です。
なので、会社にいる間は、「実労」になり、会社を離れると「実労」ではなくなります。
「実労」は、あくまで時間を指しますので労働者が会社を離れればそれで終わりです。
「実働」と「実労」の違い
両者の違いは、働いている時間だけを指すか、会社にいる時間だけを指すかです。
会社にいるだけの時間については働いている必要性はなく、いわば会社にいるだけでも十分としますが、「実働」は働いている時間のみを言いますので働いていない時間は、「実働」に含みません。
「実働」の例文
・『実働16時間労働を行う』
この例は、一日で2日分の労働をするというものです。
この働き方は別に法律違反でもなんでもなく、休憩を除いて8時間+8時間働くというものになります。
こうした働き方は、タクシーの運転手さんや工場でお仕事をしている方で次の日が丸一日休みになるような仕事です。
「実労」の例文
・『実労8時間労働に就いた』
この例は、休憩も含めて8時間働くお仕事についてあという例です。
なお、実際の労働時間については全く判明しておらず、言い方を悪く言えば、たったの3時間労働であとは会社で5時間休憩という形の労働スタイルである可能性もあり得ますし、超ブラックな環境であれば、18時間労働をしていてあえて、「実労」という形で残業ではなく、会社にいるだけで、家に持ち帰るお仕事を会社でしていると言って引き算をして実際の労働時間の加算分を削っている可能性もあり得ます。
まとめ
「実働」については、お仕事に定職しているうえでかつ、労働時間などの単位として使用します。
例を挙げれば、実働16時間は、一日で労働時間8時間という制限を2回働くというものでこれは法律には触れません。
そして、「実労」については、あくまで会社にいる時間が何時間であるかというものなので実際に働いている時間は、3時間かもしれませんし、24時間かもしれません。
しかし、24時間働く場合、これは法律に移封するんですが、働いていないというような言い方をして就労時間をうまく「実労」という言い方でごまかせば、言い方が悪いんですが、労働時間の制限をごまかしたりできるわけです。
つまり、お仕事が好きで会社にいて、時間外労働という形で片付け、残業代を払わないという暴挙に出ることが可能なので「実労」という言葉は、「実働」という就業時間が何時間であるかという言葉よりも信頼されていないわけです。