この記事では、「純朴」と「純粋」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「純朴」とは?
「純朴」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「純朴」は、「じゅんぼく」と読みます。
「純朴」は、「飾り気がなく素直なこと。
人情が厚くて素朴なこと。
その様子」という意味があります。
そのため、飾り気がなく素直だと感じる友達がいる場合は、「純朴な友達がいる」などという文章にできます。
また、学生時代に上京してきたばかりのころは、素朴だった女性が、都会暮らしが続いて洗練した場合は、「彼女は上京したての頃は純朴だったが、今はすっかりあか抜けた」などという文章を作ることができます。
さらに、田舎暮らしを始めた時、ご近所の人たちの人情の厚さと素朴さに感動するという場面があるかもしれません。
このような場合は、「田舎の人々の純朴さに感動する」などという文章にできます。
「純粋」とは?
「純粋」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「純粋」は「じゅんすい」と読みます。
「純粋」は、「まじりけのないこと。
雑多なものが混じっていないこと。
その様子」という意味があります。
例えば、混血していない秋田犬がいる場合は、「純粋な秋田犬」などということができます。
また「純粋」には「邪念や私欲のないこと。
気持ちに打算や駆け引きなどがない様子」という意味があります。
そのため、小さな子供のように、邪念や私欲のない心を持ちたいと思う人がいる場合は、「子供のころのような純粋な気持ちを持ちたい」などという文章を作ることができます。
さらに、「純粋」には、「そのことだけを一途に行うこと。
ひたむきなこと」という意味があります。
例えば、学問に対して、一途な情熱を燃やして努力している人がいる場合は、「学問に対して純粋な情熱を燃やす人」など表現することができます。
「純朴」と「純粋」の違い
「純朴」と「純粋」の違いを、分かりやすく解説します。
「純朴」は、「飾り気がなく素直なこと。
人情が厚くて素朴なこと。
その様子」という意味があります。
一方で「純粋」には「邪念や私欲のないこと。
気持ちに打算や駆け引きなどがない様子」という意味があります。
このように、「純朴」と「純粋」は、人柄を褒めるような場面で使う言葉という共通点があります。
ただし、「純朴」という場合は、「飾り気のなさ」「素朴さ」が含まれるという特徴があります。
一方「純粋」という場合は、「打算がないこと」という意味が含まれるという違いがあります。
このように、素直で素敵な人がいる場合、素朴さが素敵だと感じる場合は「純朴」という言葉を使い、打算のなさが素敵だと感じる場合は、「純粋」という言葉を使ってみましょう。
まとめ
「純朴」と「純粋」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。