「十五夜」と「十三夜」の違いとは?分かりやすく解釈

「十五夜」と「十三夜」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「十五夜」「十三夜」の違いを分かりやすく説明していきます。

「十五夜」とは?

「十五夜」とは?

「十五夜(じゅうごや)」とは、「旧暦の8月15日(新暦の9月中旬~10月上旬)に行う中秋の名月を観賞するお月見やその日の夜」のことを意味しています。

「十五夜」は平安時代に中国から伝えられたお月見の風習ですが、日本では「十三夜」も合わせてお月見をする習慣が根付きました。

「十五夜」「十三夜」の一つだけの月を観賞することは、「片月見(かたつきみ)」と呼ばれて縁起が悪いとされています。

「十五夜」には、月見団子を食べるだけではなく里芋などの芋類をお供えするので、「芋名月(いもなづき)」の異称があります。

「十三夜」とは?

「十三夜」とは?

「十三夜(じゅうさんや)」とは、「旧暦の9月13日(新暦の10月中旬~11月上旬)に行う十五夜に次いで美しいとされる満月(ほぼ満月)のお月見やその日の夜」のことを意味しています。

「十三夜」とは日本で生まれたお月見の風習であり、平安時代の醍醐天皇(885~930年)あるいは宇多天皇(867~931年)が月見をしたのが始まりと伝えられています。

「十三夜」は豆や栗の秋の収穫を祝う日でもあることから、「豆名月(まめなづき)・栗名月(くりなづき)」の異称も持っています。

「十五夜」と「十三夜」の違い!

「十五夜」と「十三夜」の違い!

「十五夜」「十三夜」の違いを、分かりやすく解説します。

「十五夜」「十三夜」「満月(ほぼ満月)を見ることができる、お月見に最適とされる日の夜」のことを意味している点では似ていますが、具体的な日にちや異称が異なっています。

「十五夜」「旧暦の8月15日に行う中秋の名月を観賞するお月見(新暦では9月中旬~10月上旬)」のことであり、「十三夜」「旧暦の9月13日に行う満月のお月見(新暦では10月中旬~11月上旬)」を意味している違いがあります。

また「十五夜」は里芋などの芋をお供えすることから「芋名月」という異称があり、「十三夜」は栗・豆の収穫祭でもあることから「栗名月・豆名月」の異称がある違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「十五夜」「十三夜」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「十五夜」とは「旧暦の8月15日の満月(中秋の名月)が美しいとされた夜・新暦の9月中旬~10月上旬のお月見」を意味していて、「十三夜」「旧暦9月13日の十五夜に次いで月が美しく見えるとされる夜・新暦の10月中旬~11月上旬のお月見」を意味している違いがあります。

「十五夜」「十三夜」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。