この記事では、「真顔」と「無表情」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真顔」とは?
真剣そうな顔、本気なようである顔のことです。
ふざけていない顔を意味します。
試験に臨んでいるときに、ふざけた顔をする人は少ないでしょう。
いい加減な気持ちで試験を受けることはないはずです。
つまり、真剣に試験に取り組むのです。
そのときの顔がこの言葉が意味するものにあたります。
ニタニタしていない、怒っていない、泣いていない、それでいて真剣さを感じられる顔を指します。
怒っていない、泣いていない、笑っていないというと、表情がない顔のように思うかもしれませんが、この言葉は表情がないことを意味しているのではありません。
その顔からは、物事に本気で取り組んでいるさまを読み取れます。
人それぞれそのときの顔がどういったものなのか違うので、目はこんな感じ、口はこんな感じなど示すことはできません。
「真顔」の使い方
真剣な顔を指して使用する言葉です。
いい加減なところがなく、物事に本気で取り組むときのような顔を指します。
「無表情」とは?
感情を顔つきによってあらわすことがほとんどないこと、感情による顔の変化が少ないことです。
家族でお笑い番組を見ています。
家族は笑っているのですが、1人だけ笑っていない人がいます。
家族でドラマを見ています。
感動的なシーンがあり家族は泣いているのですが、1人だけ何も感情を顔に表していません。
こういった感情が顔にあらわれることが少ないことや、感情による顔の変化が少ないことを意味します。
この顔からは感情を読み取ることが難しいです。
他の人からすると、何を考えているのかわからないことがあります。
眠っているときは顔に変化がほとんどありませんが、このときのことではありません。
この言葉は起きているときの顔の変化を指しています。
「無表情」の使い方
感情によって顔がほとんど変わらないことを指して使用する言葉です。
怒っている、喜んでいる、悲しんでいるなどを顔から読み取れないような状態を指します。
「真顔」と「無表情」の違い
どちらもふざけた顔でないという点が似ていますが、同じことではありません。
「真顔」は本気で取り組むときの顔です。
怒っている、喜んでいるなどの感情を読み取れないことがありますが、感情による顔の変化を意味している言葉ではありません。
顔からは真剣さを読み取ることができます。
「無表情」は感情による顔の変化が少ないことです。
怒っている、喜んでいるなどを顔から読み取ることができません。
「真顔」の例文
・『真顔で話す』
・『真顔で何かを作っている』
・『真顔で相談された』
・『真顔で謝る』
「無表情」の例文
・『無表情でカメラにむかう』
・『無表情でテレビを見ている』
・『無表情で写真に写っている』
・『無表情で話す』
まとめ
顔のことを指す2つの言葉ですが、一方は真剣な顔、もう一方は感情を読み取りにくい顔のことで、意味が異なります。