「破産」と「倒産」の違いとは?意味を詳しく解釈

「破産」と「倒産」の違い言葉・カタカナ語・言語

「破産」「倒産」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。

ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「破産」の意味や使い方

「破産」の意味や使い方

「破産」とは財産を全部失ってしまうことを言います。

また債務者が債務を完済することが不可能になった状態のことでもあります。

「倒産」の意味や使い方

「倒産」の意味や使い方

「倒産」とは、財産などを使ってしまい、事業が破綻することを言います。

簡単に言い換えるならば「会社がつぶれる」ということです。

「破産」と「倒産」の違い

「破産」と「倒産」の違い

「破産」「倒産」、それぞれの言葉の意味を説明しました。

どちらも財産を失うという意味は共通しています。

違いは「破産」は会社だけでなく個人にも使う言葉です。

また借金を自分で全部返すことができなくなっている状態のことでもあります。

一方の「倒産」ですが、これは財産などを使い果たして、事業の継続ができなくなる状態を言います。

借金を抱えることも多いのですが、借金がない状態でも事業が破綻することはあります。

また個人的な借金が返せなくなることは「倒産」という言葉は使いません。

「破産」は会社、個人とどちらにも使う言葉ですが「倒産」は個人には使わないという風に覚えておきますといいでしょう。

「破産」を使った例文と意味を解釈

「破産」を使った例文と意味を解釈

「破産」を使った例文とその意味を見ていきましょう。

例文1

「息子の借金を肩代わりするなど相当な無理をして、結局破産ということになったらしい」

「破産」とは、借金をした人が、借金を全て返せない状態になっていることを言います。

例文は、息子が作った借金を自分が代りに返そうとした父親が、結局財産をすべて失い、借金を返せない状態となったと言っているのです。

例文2

「商売の失敗から破産する人は多い」

商売が上手くいかなくなりますと、借金をして何とかしのごうとします。

しかし、その後も売り上げが上がらないとなりますと、さらに借金は増え、最終的には返せなくなるという状態に陥ってしまうでしょう。

例文はそのような理由によって財産を失う人は多いと言っているのです。

「倒産」を使った例文と意味を解釈

「倒産」を使った例文と意味を解釈

「倒産」を使った例文とその意味を見ていきましょう。

例文1

「不況の時期、倒産が相次いだ」

世の中が不景気になりますと、節約志向が高まり、人々は物を買わなくなります。

そうしますと物が売れなくなり、物を売っている側はお金が入らなくなり、仕事が続けられないといった事態になるのです。

個人商店、会社などが閉店、つぶれるといった状態を「倒産」と言います。

例文2

「いい会社に就職したと思っていたし、まさか数年後倒産するとは誰も思わなかった」

「倒産」とは財産を使い果たし、事業が破綻することを言います。

例文は、いい会社だと思っていたが、数年後に事業が破綻するとは想像もできなかったということを言い表しているのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「破産」「倒産」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

違いを正しく理解して使い分けてください。