「祝辞」と「挨拶」の違いとは?分かりやすく解釈

「祝辞」と「挨拶」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「祝辞」「挨拶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「祝辞」とは?

「祝辞」とは?

「祝辞」とは、何かのお祝いの言葉(スピーチ)のことです。

結婚式で、「ここで、新郎の上司の○○様から祝辞をいただきます」などと司会の人がその進行の際に使うように、多くの場合でそのまま「お祝いの言葉」と言い換えることができます。

その本人自ら言葉で発する場合だけでなく、文章として誰かに預けられ、代わりに読み上げれるという場合もあります。

そのような時には、「このような祝辞をいただいております」のように使われることが多いです。

「挨拶」とは?

「挨拶」とは?

「挨拶」は、朝の「おはよう」といったものから、寝る前の「おやすみ」、日中に人と会った時の「こんにちは」などまで、その人とのコミュニケーションの一環として行われるもので、そのような定型的な言葉以外でも構いません。

若者同士だと、「おっす」「ういっす」などといった俗的な表現のことも多く、まず最初の一言として発せられるものがこれに当たりますが、大人になったからには、きちんとしたこの「挨拶」ができないと、それまでどんな教育を受けてきたのかと思われてしまう場合もあるので注意してください。

また、言葉以外の行動に対して、「ちょっとした挨拶だ」と使われるようなこともあり、これといった決まった定義はありません。

「祝辞」と「挨拶」の違い

「祝辞」と「挨拶」の違い

「祝辞」「挨拶」の違いを、分かりやすく解説します。

「祝辞」は、お祝いの言葉を表します。

何かの祝いの時にその内容が公開され、本人自ら述べる場合だけでなく、文章で表されることもあります。

「挨拶」には、決まった定義こそありませんが、「おはよう」などという、その人と会った時に時間帯や関係性などから発せられる最初の一言がそれになります。

とてもそれとは思えない、最初の何かしらの言動に対して(皮肉として)使われることもあり、「とんだ挨拶を食らったもんだ」のような用いられ方も少なくありません。

まとめ

まとめ

「祝辞」「挨拶」は、このように違います。

「祝辞」は、祝い事がないと用いない言葉で、内容もそれに対するお祝いとなると決まっています。