この記事では、「納期」と「納品日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「納期」とは?
納期とは、のうきという読み方をすべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、役所等におさめ入れるといった意味の納の文字に、きげんやある一定のじきやきかんといった意味がある期の文字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の点から納期は、商品や税金を納める時期や期限を表すのです。
「納期」の使い方
納期は、税金とか商品を納めるべき期限という意味で使われる事が多かったりします。
例えばクライアントに商品を納める時期が近づいた場合には、納期が近づく、といった風にこの言葉を使用して表現するのです。
同様に税金を納める期限に対しても、この納期という言葉を利用して表す事が少なくありません。
納期はこの様に金品を何処かに納める必要がある際に、積極的に活用されている言葉となっています。
「納品日」とは?
納品日とは、のうひんびという読み方をする言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、品物を納入する事やその品物自体といった意味を持っている納品の漢字に、ある特定のいちにち等の意味を有している日の漢字を付け足す事により成立した言葉となっています。
だからこそ納品日は、商品を納品する日の事を示すのです。
「納品日」の使い方
納品日は、販売した商品をお客に渡す日の事を表現する言葉として用いられています。
商品をお客に販売しても、即座にその商品がお客の元に届かない事も存在するのです。
例えばネット通販等では、代金を決済した後に商品の手配を行って配送する事になります。
その様にして販売した日とお客に渡すのが別日であり、後日商品を配送する時にこの納品日という言葉を使用する事が多く見られるのです。
「納期」と「納品日」の違い
納期と納品日は文字で表記されたものを見比べれば、期と品日という漢字の違いを発見する事が出来ます。
所が最初の文字はどちらも納という同じ漢字が使われている点が、ややこしい所です。
ただし文字の違いがある事で、表現する意味合いにも違いが生じています。
まず納期は、金品を納める期限や時期といった意味を表す言葉です。
一方の納品日は、売った商品をお客に納品する日という意味に用いられています。
「納期」の例文
・『納期が間近に迫っているものの、このプロジェクトが完了する気配は未だにありません』
「納品日」の例文
・『当店では、納品日を前もってメールでお知らせしております』
まとめ
2つの言葉は共に最初に、納の漢字が使われている言葉同士です。
ですがその後に使用されている漢字は違っているので、表す意味にも相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに納期は、金品を納めるべき期限や時期といった意味として使用されている言葉です。
対する納品日は、販売した商品を実際にお客に渡す日という意味を示す言葉として用いられています。
つまり文字通り、納品する日という意味を所有している言葉です。