この記事では、「番茶」と「煎茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「番茶」とは?
「番茶」とは、品質の劣る日本茶に使われる総称です。
日本茶は、品質のよい茶葉が後述する「煎茶」として用いられ、その品質には届かない茶葉は、「ほうじ茶」や「番茶」と呼ばれるお茶に利用されます。
「抹茶」と呼ばれる、茶葉を粉状にしたものもありますが、一般的な緑茶は「煎茶」のことだと考えて構いません。
「ほうじ茶」は茶葉を焙じて作られ、その茶葉、注いだ状態とともに茶色い見た目が特徴です。
「番茶」はそのように加工せずに、そのまま緑茶として扱われますが、「煎茶」のレベルには達していないものだと考えていいでしょう。
尚、一部の地方では「ほうじ茶」のことをこの「番茶」と呼んでいることがありますが、ほうじ茶になる茶葉は元々品質的に劣っているものなので、その意味では似ている使い方だと考えることができます。
「煎茶」とは?
上にも挙げたこの「煎茶」とは、一般的な緑茶のこととなります。
この中で品質がいいものは「玉露」と別に区別されます。
この「煎茶」には品質として届かなかったものが、先の「番茶」となります。
一般的なペットボトルのお茶は、この「煎茶」だと考えてください。
葉の品質によって区別されるのは何もお茶だけでなく、タバコでも一緒です。
そちらでも一定の基準に満たないタバコの葉は、二級ブランドに利用されています。
「番茶」と「煎茶」の違い
「番茶」と「煎茶」の違いを、分かりやすく解説します。
「番茶」は、品質的に劣る緑茶のことで、「煎茶」は、その基準を満たしている緑茶のこととなります。
これらは茶葉の見た目で区別することができ、見比べると、「番茶」の方は緑色が薄かったり、黄色っぽいものが多く混じっているのが分かるでしょう。
まとめ
「番茶」は、比較的低額で購入できる為、遭えてそちらを好んで購入している人も多いです。
元は同じ茶葉だけに、一杯目だけならそれほど「煎茶」に劣るものでもありません。