この記事では、「s造」と「rc造」の違いを分かりやすく説明していきます。
「s造」とは?
「s造」は、鉄で建築物を構成することで、steelが更迭という意味で鋼鉄製の骨組みの建築方法です。
建築物を更迭で構成する利点は、軽量化ができる点と粘り強さを構造物に持たせることが可能ですが、建物自体の重量が重くなればなるほど、鉄自体が変形してしまうことと錆びによって劣化するという問題もあるため、木材と比較した場合軽量ではないうえ、圧縮される力に対しても鉄が折れ曲がると途端に脆くなります。
「rc造」とは?
「rc造」は、鉄筋とコンクリートを合わせることで強度を高めた建築法です。
通常、鉄は引っ張られる力には分子が結合している限り強いのですが、つぶされる圧縮には弱く、圧縮に強いのが砂という存在でこの部分をコンクリートで補い、伸縮という伸びたり縮んだりする力に耐えることができるようにしたのが、「rc造」です。
なお、木材は、木材自体が伸びたり縮んだりするが故、耐久性があるのですが、木材の場合、虫が木材を食べることのほか、強すぎる力を受けることに腐るという問題もあります。
「s造」と「rc造」の違い
両者の違いは、鋼鉄の骨組みによって建物を構築するか、鉄筋とコンクリートを組み合わせるかです。
「s造」は、骨組みが鉄骨になり厚みがある鉄板です。
一方、「rc造」は鉄の棒とコンクリートで構成されており、伸び縮みに耐久性を持たせています。
「s造」の例文
・『s造は、鉄骨でしなやかさがあるが、揺れが大きい』
この例は、「s造」という鉄骨を使用した建築法は、建物自体は軽くなり高層ビルを作れるが揺れが大きくなるという例になります。
ただ、揺れを軽減する手法が開発されており、揺れが大きくならないようにする工夫を採用し始めていますので、揺れるという弱点はだんだんと「s造」においてはなくなりつつあります。
「rc造」の例文
・『rc造は、重量が重いが故高層ビルには向かない』
この例は、鉄筋コンクリートの建物は、重すぎるが故、高層ビル化は不可能だという例です。
というのも、重すぎると高層になればなるほど土台に負荷がかかり、自分の重さで建物がつぶれるという状況になりかねないというのがこの例です。
まとめ
「s造」は、steel合金で建物のの骨組みを作り上げる手法のことで弱点というものはあったんですが、だんだんと改善されており、今や高層ビルの構築法のスタンダードです。
逆に、「rc造」という鉄筋コンクリートが流行らなくなったのは、コンクリートの流し込みが高い点と土台がしっかりしていないと建物自体が立てられてから不具合祭りになるが故だんだんとマンションなどでも敬遠され始めたのです。
しかも、軽量でかつ安価な複合素材のパネル材の登場とともに、はめ込み型の住居が登場してくるとコンクリートで固めて強度を出すという手法自体が微妙になり、コストを下げて住居を作るとなると、「s造」のほうが良いなということになっていきました。
なので、近年は、「s造」のマンションも多く存在しており、鉄筋コンクリートよりも長寿命のマンションとして売りに出されているのです。