この記事では、「雹」と「霰」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雹」とは?
「雹」は、氷の塊のことで空気中で冷却された雨の粒が氷へと変わっていく過程で粒の大きさが5ミリ以上なのが該当します。
絶対に粒の大きさが5ミリより大きくないと「雹」にはならず、以下の場合は、別の呼び名になります。
なお、「雹」が作られるメカニズムは、大気の層が不安定になり急速に周囲の空気が冷たくなると本来雨で済むものが氷の粒に代わり雨を降らす雨雲内で急速に雨粒が冷却されることで粒がだんだんと大きくなりそれが降り注ぐと「雹」か「霰」になります。
「霰」とは?
「霰」は、空気中で冷却された雨の粒が氷に変化する過程で粒の大きさが5ミリ以下である物です。
5ミリ以下でないと「霰」にならず、それ以上の大きさか5ミリである場合、「雹」になります。
ちなみに、「霰」は、落下してくる速度は自転車の速度くらいと割と高速で落下してきますがこれは、5ミリ以下の場合で7センチを超える「雹」になると100キロで落下してくるので注意です。
「雹」と「霰」の違い
両者の違いは粒の大きさで、氷の粒の大きさが5ミリ以上であれば、「雹」以下であれば「霰」です。
「雹」の例文
・『雹が車にぶつかり窓ガラスが割れる』
この例は、「雹」という氷の塊が自動車にぶつかって窓ガラスが割れるという例です。
「雹」は5ミリ以上でかつ粒が7センチもあれば、100キロで落下してきますので十分自動車を壊すことが可能で5センチ当たりの大きさであれば十分自動車を壊せます。
「霰」の例文
・『霰が地面に降り注ぎシャーベットになる』
この例は、5ミリ以下の氷の塊が地面にたまっていくことで地面がシャーベットのようになったという例です。
この状態になると地面が滑りやすくなるので注意が必要になり、特に地面がコンクリートの場合、滑ればコンクリートに強打することになりますので注意がとても必要になります。
まとめ
「雹」については、大きさがとても重要で5センチを超えれば十分凶器で100キロの速度で突っ込んでくる塊になります。
なので、自動車に「雹」がぶつかると自動車側が損傷するのは、100キロで降り注ぐ氷の塊の影響によるものです。
では、「霰」は危なくないのかという問題ですが、「霰」も実は以外に凶器で「霰」は氷の粒であるが故、地面に蓄積した場合、地面の熱を奪い蓄積していくと氷の道が形成されたり、シャーベットの道が作られスリップの原因になります。
「雹」も砕けて地面に落下すれば、シャーベットを形成するんですが、「霰」のほうがシャーベットの形成が早く、知らずに足を夜道などで踏み入れるとスリップします。
そしてスリップした場所がコンクリートの地面であれば、コンクリートで強打しますのでけがの原因になり、骨折の原因にもなるので注意が必要です。
なお、両者は、粒の大きさで見分けが可能で、5ミリ以上の氷の塊が「雹」それ以下が「霰」です。