この記事では、「間違い」と「手違い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「間違い」とは?
「間違い」は「まちがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「真実と違うこと」という意味で、事実ではないことを事実としている状態のことです。
2つ目は「失敗すること」という意味で、故意ではなく過失があることです。
3つ目は「普段は起こり得ない様な出来事」という意味で、万が一の事故や災難などが生じることです。
4つ目は「分別のない異性関係のこと」という意味で、後悔する様な関係を持ってしまうことです。
上記に共通するは「うっかりしくじる」という意味です。
「間違い」の使い方
「間違い」は「真実と違うこと」「失敗すること」「普段は起こり得ない様な出来事」「分別のない異性関係のこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「間違いだ・である」「間違いがある・ない」「間違いが起きる」などと使われたり、動詞として「間違う・間違った」などと使われます。
基本的に、事実とちがうことや、うっかり気付かずしくじることに使われる言葉です。
「手違い」とは?
「手違い」は「てちがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「手順を誤り正しくものごとが進まないこと」という意味で、ものごとの順番を間違えてスムーズに事が運ばなくなることです。
2つ目は「品物の手配を誤り、正しく受け取り人に送られないこと」という意味で、配送する際に受取人の住所氏名や、日付の設定を誤り配送に遅れが出ることです。
3つ目は「あるもくろみが外れること」という意味で、うまくいくと思っていたことが失敗することです。
上記に共通するのは「人為的なミス」という意味です。
「手違い」の使い方
「手違い」は「手順を誤り正しくものごとが進まないこと」「品物の手配を誤り、正しく受け取り人に送られないこと」「あるもくろみが外れること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「手違いだ・である」「手違いがある・ない」「手違いによる」などと使われます。
基本的に、人為的にやり方を誤り、正しくものごとが進まないことに使われる言葉です。
「間違い」と「手違い」の違い
「間違い」は「事実とちがうこと」「うっかり気付かずしくじること」という意味です。
「手違い」は「人為的にやり方を誤り、正しくものごとが進まないこと」という意味です。
「間違い」の例文
・『原文を呼んで文字の間違いを正す』
・『入力に間違いがないかチェックする』
・『旅先で間違いがない様に下調べをする』
・『既婚者と遊んで間違いをおかす』
「手違い」の例文
・『手違いにより商品の発送が遅れる』
・『書類の手違いにより再度申請が必要になる』
・『手違いによりホテルの予約がキャンセルされる』
・『業者の手違いにより誤配される』
まとめ
今回は「間違い」と「手違い」について紹介しました。
「間違い」は「事実でないこと」「うっかり誤ること」、「手違い」は「やり方を誤ること」と覚えておきましょう。