この記事では、「小理屈」と「屁理屈」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「小理屈」とは?
「小理屈」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「小理屈」は、「こりくつ」と読みます。
「小理屈」は、「つまらない理屈。
取るに足らない理屈」という意味があります。
誰をもうならせるような、立派な理屈がある一方で、まるで取るに足らないような、つまらない理屈があります。
このような理屈を「小理屈」と呼びます。
そのため、つまらない理屈を言っている人を見た場合は、「小理屈をこねる人」などと表現することができます。
例えば、会議の席で、取るに足らない理屈を言って、自分の意見を通そうとする人がいるかもしれません。
このような場面では「小理屈をこねても、その意見を通すのは無理だ」などという文章を作ることができます。
また、つまらない理屈を話している人に、もっときちんとした理屈を話すよう諭す場合は、「どうせ理屈を言うなら、小理屈ではなく、大きな理屈を言え」などという文章にできます。
「屁理屈」とは?
「屁理屈」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「屁理屈」は「へりくつ」と読みます。
「屁理屈」は、「まるですじの通らない理屈。
道理に合わない理屈」という意味があります。
例えば、口喧嘩をするとき、相手がまるですじの通らない理屈で攻めてきたとき、イライラするかもしれません。
このような場合は、「口喧嘩の相手が屁理屈を並べてきたので、イライラした」などという文章を作ることができます。
また、宿題をしない子供を説教したら、道理に合わない理屈を話して、宿題をしないことを正当化しようとしてくるかもしれません。
このような場面では「宿題をしなくて済むように、屁理屈をこねる子供」などと表現することができます。
さらに、遅刻をした社員が、すじの通らない理屈で、遅刻したことをうやむやにしようとしたため、余計怒られるということがあるかもしれません。
この場合は、「遅刻して屁理屈をこねたため、上司の怒りを買った」などという文章を作ることができます。
「小理屈」と「屁理屈」の違い
「小理屈」と「屁理屈」の違いを、分かりやすく解説します。
「小理屈」は、「つまらない理屈。
取るに足らない理屈」という意味があります。
一方で「屁理屈」は、「まるですじの通らない理屈。
道理に合わない理屈」という意味があります。
どちらも、「理屈」に関する言葉という共通点があります。
ただし、「小理屈」は、取るに足らない理屈を意味するのに対して、「屁理屈」は、理屈になっていないものを意味するという違いがあります。
このように、「小理屈」は取るに足らないものの、理屈にはなっているものを指し、「屁理屈」は、理屈のように見えて、理屈とは呼べないものを意味するという違いがあります。
まとめ
「小理屈」と「屁理屈」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。