この記事では、「忽然」と「突然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忽然」とは?
「忽然」の意味と使い方について紹介します。
意味
「忽然」は「こつぜん」と読み、「人やものが急に出現したり消失したりする様子」という意味です。
視界範囲に急に何かが現われたり、急に見失ってしまうことを言います。
使い方
「忽然」は形容動詞で、「忽然だ・である」と使ったり、副詞として「忽然と現れた」などと使い、「たちまち」「にわかに」という言葉と置き換えられます。
「忽」は「にわか」「たちまち」「おろそか」という意味があります。
「然」は「〇〇然」として使い、「その状態であること」を意味します。
これらの言葉が組合わさり「たちまちその状態になること」という意味になるのです。
「突然」とは?
「突然」の意味と使い方について紹介します。
意味
「突然」は「とつぜん」と読み、「ものごとが不意に起こる様子」という意味です。
ものが現われたり消えたりというのではなく、急に何かの変化が起きることを言います。
使い方
「突然」は形容動詞で、「突然だ・である」と使ったり、副詞として「突然に起きる」などと使い、「急に」「不意に」という言葉と置き換えられます。
「突」は「つく」とも読み、「突き出る」という意味の他に「出し抜けに」「急に」という意味があります。
つまり、「急にその状態になること」という意味になるのです。
「忽然」と「突然」の違い!
「忽然」は、人やものが急に現われたり消えたりする様子のことです。
「突然」は、予期しないことが不意に起こる様子のことです。
まとめ
「忽然」と「突然」は、人やものの状態による意味の違いがあります。
どの様な変化が起きているのかに注目して使い分ける様にしましょう。