髪の毛を染めるという行為は今では年齢問わず広く行われています。
大きく2つの種類がありますが、今回はそれぞれについてご紹介をしたいと思います。
この記事では「白髪染め」と「おしゃれ染め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白髪染め」とは
これは『色素が亡くなり白くなった髪を染色して隠すこと、またその行為』を表す言葉です。
人間は加齢などが原因で髪の毛の色が亡くなっていきます。
一般的には老化の象徴とされており、古今東西でこれを恥ずかしく感じて髪の毛を元の色などに染め直すという行為がされてきました。
英語で白髪は『Gray Hari』といい、『白髪染めをする』という言葉は『Dye to conceal gray hair』(直訳で白髪を隠す為に染める)と表現をすることからも、老化を恥ずかしいと感じていることが伺えます。
しかしながら最近ではあえて白髪を染めなかったり、逆にきれいな白髪に染めて整えるという新しい髪の毛の色の楽しみ方もあります。
直接的な『白髪』ではなく、『グレイヘアー』と英語をカタカナ言葉に直して呼ぶのも最近の特徴ともいえます。
「おしゃれ染め」とは
こちらは『髪の毛の色を明るくしたり、別の色に染色をして楽しむこと、またその行為』のことを指します。
別の呼び方では『ヘアカラー』や単純に『染める』という表現をすることもあります。
また、『脱色』という表現を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは元の髪の毛の色素を抜き取り、新しい色を入れるという技術から生まれた言葉です。
最初は茶色をベースとしていましたが、ここから金色や緑、紫や赤など様々なカラフルな色が出てきました。
英語でも『coloring』(カラーリング)と呼びます。
もちろん『Dye』(染める)でも通じますが、おしゃれを楽しむという意味合いを込めて『Coloring』を使うケースが多くなってきています。
「白髪染め」と「おしゃれ染め」の違い
この二つは『白髪を隠す意味で髪の毛を染める』か『ファッションの一環として髪の毛の色を変更するか』かという違いがつけられます。
これら2つはほぼ同じ『脱色』もしくは『ブリーチ』という手法を使って髪の毛の色を変えるのですが、もう一つ代表的な手法があります。
それは酸性の染料を使って行う方法で脱色と違い、地毛の色を変更することはありません。
別名『ヘアマニキュア』とも呼ばれており、髪の表面に色を付けていくものです。
イメージの通り、『脱色』と比べるとすぐに色が落ちてもとの髪の色に戻ってしまいますが、髪の毛に優しいこと、紫外線からキューティクルを保護する役割、『脱色』と比べて自然な色合いになるなどのメリットも存在します。
まとめ
如何でしたでしょうか。
同じ色を染めるという行為でも目的が『何かを隠す』のか『ファッションとして別の髪の色を出す』のかという違いを付けることができたのではないでしょうか。
また、それぞれに『脱色』(ブリーチ)と『ヘアマニキュア』という髪を染める2つの手法が存在します。
現在では『白髪染め』も『おしゃれ染め』と同じポジティブな目的で行うことも多くなりましたのであまり違いはなくなってきています。
是非染め方の手法にも着目してみてください。