「仕方」と「やり方」の違いとは?分かりやすく解釈

「仕方」と「やり方」の違い二語の違い

この記事では、「仕方」「やり方」の違いを分かりやすく説明していきます。

「仕方」とは?

「仕方」には3つの意味があります。

1つめは、物事を行うときの行動や内容です。

通信販売で商品を購入することで説明をします。

まず、ホームページを開きます。

さまざまな商品が表示されるので、欲しい商品を探します。

商品のページには、「カートに入れる」のボタンがあるので、欲しい商品があったらカートに入れるのボタンを押します。

カートに進んで、購入商品の内容を確認します。

住所や氏名などの必要事項を入力し、確認ボタンを押します。

再度確認をしてから購入ボタンを押せば、商品を購入できます。

このときの商品を探す、ボタンを押すなどの行動が、この言葉が指すものです。

この場合は「商品の購入の仕方」といいます。

2つめの意味は他のものに対する態度です。

人の扱い方のことで、特に悪い場合をいいます。

3つめは身振りです。

この場合は「仕形」とも書きます。

「仕方」の使い方

物事を行うときの行動や内容という意味で使用をします。

具体的な行動を指して使用する言葉で、そのときに使う道具のことではありません。

「やり方」とは?

物事をするときの行動という意味です。

具体的な行いを指しています。

おにぎりをラップからはがしにくいことがあると思います。

これを解消するには、包むときにポイントがあります。

まず、ラップの中央よりも下におにぎりを置きます。

ラップの下半分を、おにぎりの半分くらいの部分にかかるように折ります。

両端を中央に向かって折り重ね、上の余った部分をくるくるとねじり、ねじった部分を前に倒します。

くるくるねじった部分の先端にマスキングテープを貼っておくと、よりラップを開きやすくなります。

このように包むことでラップから取りやすくなります。

このときの、ラップを半分に折る、くるくるねじるなどの行動を「やり方」といいます。

「やり方」の使い方

何かをするときの行動を指して使用する言葉です。

運動、介護、料理、しつけなど、さまざまな事柄に使います。

物事を行うときのことをいい、目的もなくぼーっとしているなどには使いません。

「仕方」と「やり方」の違い

2つの言葉の意味はほぼ同じで、何かをするときの行動という意味を持っています。

どちらかの言葉で置き換えることが可能で、「掃除の仕方」「掃除のやり方」とどちらもいうことができます。

「仕方」には、仕打ち、身振りという意味もあります。

「仕方」の例文

・『手洗いの仕方がいい加減』
・『解凍の仕方を確認する』
・『おもしろい宣伝の仕方』
・『運動の仕方を見直す』

「やり方」の例文

・『やり方が間違っている』
・『やり方を教えてもらう』
・『自分なりのやり方』
・『やり方を覚える』

まとめ

2つの言葉の意味はほぼ同じで、同じように使うことができます。

置き換え可能なこともあります。

「仕方」には身振りなどの意味もあります。