この記事では、「四隅」と「四角」の違いを分かりやすく説明していきます。
「四隅」とは?
「四隅」は、室内側から部屋の4つの角を見た場合「四隅」という言い方をします。
というのも隅という文字は、出っ張っている部分を内側から見た言葉になるので、「四隅」は室内の出っ張りを室内から見たことになるのです。
「四角」とは?
「四角」は、角がある物を外側から見たことを言います。
なので、住居の外に出て室内の角を肉眼で確認した場合「四角」といいます。
ただ、この場合、外側から室内の4つの角を見るのであれば、窓から室内の様子を見たということになります。
「四隅」と「四角」の違い
両者の違いは着眼点が異なり、「四隅」は、4つの角を内側から見ることになりますので部屋の隅の4つの角を指す場合は、「四隅」で「四角」は外側から見た角になるので住居であれば、室外に出てから肉眼で確認した角4つです。
「四隅」の例文
・『たんすの引き出しの四隅が埃だらけである』
この例は、たんすの引き出しの中の4つの角が埃だらけだというものです。
この例は、たんすの内側に着目しており、引き出しは内側に存在するうえ、たんすの引き出しの形状は四角になります。
なので「四隅」という言い方が成立します。
逆を言えば、たんすの引き出しの形状が4つの角といえるものがない場合、「四隅」は成立しません。
・『部屋の四隅の埃を掃除機で吸引する』
この例は、室内の角の埃を掃除機で吸うというものです。
室内であるため、「四隅」という言い方で室内の角を示しており、このお部屋はかつ四角形であるとわかります。
四角形でない場合、隅が多くなったり減ったりしますので「四隅」から外れてしまいます。
「四角」の例文
・『四角形のゲーム機のデザインが円形よりになった』
この例は、見た感じ4つの角がありでっぱりのあったゲーム機のデザインがリニューアルにより、丸っこくなり角がなくなったという例です。
例を挙げれば初代プレイステーションのリニューアルモデルが実は丸みがあるゲーム機へとリニューアルしています。
・『四角のピザを購入する』
この例は、ピザというもののデザインを外箱から見て判断しているため、「四角」という言葉になります。
まとめ
「四隅」については、内側から物事を見て四角形である物の隅っこであるという考えになるため、たんすであれば、たんすの内側を見ますので引き出しの中身を意味します。
逆に「四角」は、よすみという言い方としかくという呼び方もできるので、これは外側から見た印象を意味するのです。
なので、「四角」は、ゲーム機であれば、大抵のゲーム機が四角形であるため、見た目が四角形であれば、「四角」と呼んでよく、かつ角が4つあれば、「四角」になるので形状さえ合致すればたいてい「四角」と呼んでよいでしょう。
なので、「四隅」は、4つの端っこを指す、「四角」は、形状を示すというような考え方でも間違いではありません。
