「集荷」と「配達」の違いとは?分かりやすく解釈

「集荷」と「配達」の違い二語の違い

この記事では、「集荷」「配達」の違いを分かりやすく説明していきます。

「集荷」とは?

「集荷」には2つの意味があります。

ひとつは、あちこちからの荷物を一つの場所に集めること、さまざまな産物が市場に集まることです。

また、その荷です。

スーパーに並ぶ野菜で説明をします。

農家が栽培した野菜は、農家から直接スーパーに送り届けられているのではなく、まず農協などに集められます。

ある地域の中には農家がいくつかあります。

あちこちにある農家が栽培した野菜は、農協などの一か所の場所に集められます。

そこから今度は卸売場を経て、スーパーなどに並びます。

あちこちある農家の野菜を農協などの一か所に集めることが、この言葉が意味するものです。

集める場所は農協だけではありません。

また、集められるものは野菜だけではありません。

もう一つの意味は、荷物を送って欲しいと依頼を受けた荷物を、配送業者が取りに行くことです。

Aさんには実家に送りたい荷物があります。

しかし、荷物が重いので、自分でコンビニなどに持って行くことができません。

そこで、配送業者に連絡をして、取りに来てもらうことにしました。

連絡をすれば配送業者が自宅にやってきて、荷物を受け取って持って行ってくれます。

このときの業者の行為がこの言葉が意味するものです。

「集荷」の使い方

ひとつの場所に物を集めることや、荷物を受け取りに行くことを指して使用する言葉です。

荷物に対して使用をします。

「配達」とは?

郵便物や品物などを指定された場所に届けることです。

街を歩いていると、郵便局の職員がバイクに乗っている姿を見かけることがあります。

バイクには郵便物が積まれています。

職員は郵便物に記載されている宛先にその物を届けに行きます。

このときに郵便局の職員がやっていることが、この言葉が意味するものです。

宅配業者もこの行為を行っています。

実家の母親が野菜や米などを子どもの家に送るとします。

遠方に住んでいて遠くて出かけられず、自分では届けられないため、宅配業者に依頼をします。

送り状に届けて欲しい住所を書いて荷物に貼って業者に渡せば、記載されている住所に届けてくれます。

「配達」の使い方

郵便物、商品、新聞などについて使う言葉です。

これらを指定された場所に届けることをいいます。

「集荷」と「配達」の違い

前者は集めることです。

後者は届けることです。

どちらも配送業者が行っている行為ですが、やっていることが違います。

「集荷」の例文

・『集荷の依頼をする』
・『集荷にきてくれた』
・『集荷を委託する』
・『集荷は毎週火曜日に行っている』

「配達」の例文

・『配達に遅れがみられる』
・『朝から夜まで配達をしている』
・『配達の仕事をしている』
・『岡山まで配達をする』

まとめ

どちらも配送業者が行っている行為ですが、一方は集めること、もう一方は届けることで、意味が異なります。