この記事では、「速報」と「即報」の違いを分かりやすく説明していきます。
「速報」とは?
事柄が起きた際に早速知らせること。
また、その知らせなどの意味があり、テレビのニュースにおいて速報という言葉が使われるのはその放送局において第一報というケースが多くなっており、例えば5時のニュースで国会中継の話題をして7時のニュースで国会中継のニュースをするという場合はわざわざ速報とは言わないのが一般的です。
速報と言っても事件が起きてから5分以内などの定義はなく、火災や交通事故のニュースであれば2時間程度経過していても速報と言われます。
一方地震速報、開票速報に関しては秒単位レベルの速さで伝えることができるようになっています。
雑誌などで速報というケースはその事柄に対して詳しく伝えられるほどの情報はないものの一刻も早く伝えたい情報というケースで使われ、写真が取れる題材でもメインとなる写真のみになってたり、細かい性能や数値まではわからないことがあります。
「即報」とは?
災害などを即伝えるというケースでそう広くなく使われている言葉で消防庁の火災・災害等即報要領という言葉以外ではあまり使われていません。
実態としてテレビにおける地震や津波は即報と言って差し支えないですが、言葉としては速報が用いられています。
インターネット、ラジオでも即報自体は可能ですが、新聞は性質的に即報とは言い難いでしょう。
駅における電車の遅延情報は即報といえるケースとそうでないケースがありますが、自社線に関しては即報と言っても良いでしょう。
雑誌ではほぼ使われることがない言葉で、緊急速報などという言葉を使うのが一般的で、事実として即といえる速さで伝えることは新聞同様雑誌にはできないことです。
Twitterなどでは即報は可能ですが、あまり言葉として使われていません。
「速報」と「即報」の違い
「速報」と「即報」の違いを、分かりやすく解説します。
そくほうと読み、素早く伝えるという大枠の意味は同じで、テレビやインターネットなどによる情報伝達で速報より早いのが即報ということができますが、言葉として即報はほとんど使われていません。
発生から数分以内にわかる地震情報や開票速報は即報と言えなくもありません。
ただし発生前に伝える緊急地震速報は即報とは言い難いでしょう。
速報という言葉は時間的な決まりがなく、月間の雑誌であれば事柄の発生から10日程度経過しても速報と言えます。
テレビであっても発生から2時間程度の事件事故は速報ということがあります。
最新情報であれば事件発生後でも速報ということもあります。
まとめ
「速報」と「即報」は情報を早く伝えるという意味合いの言葉で、即報は即というだけにさらに早いものと言えますが、言葉としてはあまり使われていません。
速報は範囲が広い言葉ではあるものの、地震速報や開票速報など幅広く使われている言葉と言えます。