この記事では、「抽選」と「くじ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「抽選」とは?
当落や順番などを決める方法のことです。
これを行うものには対象となる者の情報は与えず、中立な立場で行うことが一般的です。
対象となる者には、選ばれるのに平等な確率があります。
商品のキャンペーンで説明をします。
ある商品についているバーコードを集めて、はがきに必要事項を記入し、バーコードを貼って送ります。
送ってくれた人の中から100人にプレゼントが与えられます。
はがきを送る人が100人ならすべての人にプレゼントが与えられますが、100人以上からの応募があるのが普通です。
たとえば、5000人からの応募があったら、その中から100人を選ばなければなりません。
どういった方法で選ぶかはその時々ですが、たとえば箱の中に入ったはがきをランダムに選ぶ方法を採用したとします。
こうして箱からはがきを取り出して、プレゼントを与える人を決めます。
このやり方を「抽選」といいます。
「抽選」の使い方
どのものにも等しく確率があるものとして、当落や順番などを決めることに使用をします。
「くじ」とは?
当落や順番などを決める方法のことです。
これを行うものには対象となる者の情報を与えず、中立な立場で行います。
対象となる者には、等しく選ばれる確率があります。
料理当番のことで説明をします。
ある家庭では、今日の料理を作る人を紙をひいて選んでいます。
4人家族なので4枚紙を用意します。
その中の1枚には当番の文字が書かれています。
当番の文字が書かれた紙を選び取った人が今日の料理を作ります。
紙は折りたたまれているので、どれに書かれているかはわかりません。
紙を選び取る確率は4人に等しくあります。
このような選び方を意味する言葉です。
お祭りの屋台でもこれを行っていることがあります。
紙を選び取り、書かれている番号の商品をもらうことができます。
紙に書かれている番号は見えないようになっています。
どれも等しく選び取る確率があります。
「くじ」の使い方
どれにも等しく確率があるものとして、当落や順番などを決める方法を指して使用する言葉です。
「抽選」と「くじ」の違い
2つの言葉の意味はほぼ同じです。
「くじ」は、紙などに文字や記号などを書き、それを抜き取って選ぶことをいいます。
「抽選」の場合は紙などを抜き取って選ぶことだけでなく、ダーツで数字を選んだり、コンピューターに選んでもらったりなどもあります。
また、「抽選」は商品のキャンペーンなど何かが当たることに使う場合が多いです。
「抽選」の例文
・『抽選で当たった』
・『抽選会場を見せてもらう』
・『抽選の結果が発表される』
・『抽選は明後日』
「くじ」の例文
・『くじを選ぶ』
・『くじを作る』
・『くじで決める』
・『くじをやってみる』
まとめ
2つの言葉の意味はほぼ同じで、何かを選ぶときの方法を意味しています。