この記事では、「道楽」と「娯楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「道楽」とは?
「道楽」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「道楽」は、「どうらく」と読みます。
「道楽」は、「本業以外のことに熱中して楽しむこと。
趣味として楽しむこと。
その楽しみ」という意味があります。
例えば、仕事以外に熱中できることは、食べることだけという人がいるのではないでしょうか。
週末になると、美味しいレストランを食べ歩くような人のことを、「食道楽」などと呼び、「Aさんは食道楽だから、美味しい店を知っている」などという文章を作ることができます。
また「道楽」には「酒色、ばくちなどにふけること。
その人」という意味があります。
例えば、毎日のように深酒をしていて、ギャンブル三昧という人は、生活が乱れ、資産を失ってしまうかもしれません。
このような場合は、「道楽で身を持ちくずす」などという文章にできます。
さらに、老舗の企業の二代目が、遊んでばかりいる場合は、「道楽息子」などと呼ばれることがあります。
「娯楽」とは?
「娯楽」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「娯楽」は「ごらく」と読みます。
「娯楽」は、「仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。
また楽しませること」という意味があります。
例えば、仕事以外の時間で、一番楽しいのが、ボーリングだという人は、「私の最大の娯楽は、ボーリングだ」などという文章を作ることができます。
また、自分の故郷がかなり田舎で、近代的な施設がまるでないという場合があります。
この場合は、「娯楽施設がまるでない、私のふるさと」などという文章にすることができます。
さらに、楽しませることを第一に考えた映画があります。
このような映画のことを「娯楽映画」と呼び、「精神的に落ち込んでいるときは、娯楽映画に限る」などという文章を作ることができます。
「道楽」と「娯楽」の違い
「道楽」と「娯楽」の違いを、分かりやすく解説します。
「道楽」は、「本業以外のことに熱中して楽しむこと。
趣味として楽しむこと。
その楽しみ」という意味があります。
一方で「娯楽」は、「仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。
また楽しませること」という意味があります。
このように、どちらも「楽しみ」に関する言葉という共通点があります。
ただし「道楽」には、「酒色、ばくちなどにふけること。
その人」という、「娯楽」にはない意味があり、こちらの印象が強くなっています。
「娯楽を楽しむ」という言葉には、悪い意味がありませんが、「道楽に耽る」などという言葉には、遊び人に対する皮肉のような意味が含まれているというニュアンスの違いがあります。
まとめ
「道楽」と「娯楽」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。