「しかし」とは?言い換えを徹底解釈

「しかし」とは?言い換え

この記事では、「しかし」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「しかし」という言葉の意味

日常会話やビジネスシーンを問わず、逆説的な接続詞として使われている「しかし」という言葉は、漢字表記では「然し」と表記します。

この「然」という文字は、左上にある「切った肉」と、右上にある「耳を立てた犬」の象形に加えて、下に位置する「燃えたつ炎」の象形から成り立ち、犬の肉をいけにえとして火で焼く「もやす=然」という考えから使われるようになりました。

「しかし」という言葉の1つ目の意味は「だけれども」です。

2つ目は「それにしても」「ほんとうに」などを表す意味合いを持っています。

「しかし」のポジティブな言い換え

「しかし」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『意図的(いとてき)に』
「ある目的を持ってわざとそうする」さまを表す言葉で、ある物事を実現させようと目論む際に使われる言葉です。

・『従いまして』
前に述べた内容に準じてさらに何かを付け加えて述べる場合に使用する「従って」を丁寧に表現した言葉で、「よって」「なので」などの意味合いで使われています。

・『おっしゃる通り』
主に目上の人や取引先などからの発言に対して同意や賛成の意を示したいときに使われる言葉で、「あなた様の言う通り」という意味を持っています。

・『とはいえ』
「〇〇とはいうものの」「そうは言っても」などという意味を持つ文言で、前に述べた言葉に対して逆の意味を繋げる際に用いられる表現です。

「しかし」の類語や言い換え

「しかし」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『にもかかわらず』
「〇〇であるのに」という意味で使われる文言で、前述した事柄を受けて、それと相反する行動や言動をとる際に使われる言葉です。

・『しかるに』
「それにもかかわらず」という意味の言葉で、逆接的に後ろの文章に繋げる際に用いられる文言です。

・『されど』
古文単語である「然れど」のかな読み言葉で、「そうではあるが」「けれども」などと言う意味を持っている言葉になります。

・『逆に』
「かえって」「むしろ」などと言う意味合いで使われている言葉で、ビジネスシーンなどでよく耳にする表現です。

まとめ

今回は「しかし」という言葉について紹介しました。

「しかし」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。