「もともと」とは?言い換えを徹底解釈

「もともと」とは?言い換え

この記事では、「もともと」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「もともと」という言葉の意味

「かんむりをつけた人」の象形から成り立つ「元」という文字は、その形から「かしら」「もと」などの意味合いで使われるようになり、そこから「元」という漢字が誕生しています。

「もともと」という言葉は、「もと」を2つ重ねて、その意味を強調した文言になります。

「もともと」という言葉の1つ目の意味は、「行動を起こす前と変わらない状態」です。

2つ目は「はじめから」「もとから」などを表す意味合いで使われています。

「もともと」の類語や言い換え

「もともと」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『もとより』
「初めから」「元来」などを意味する言葉で、判断をくだすよりも前の時点で、既に結論が決まっているさまを表す表現になります。

・『今まで』
「現在に至るまで」を表す言葉で、 過去から現在までの期間を指して用いられる表現になります。

・『かねてより』
「前もって」「以前から」などという意味の言葉ですが、漢字表記では「兼ねてより」は誤用となり、「予てより」が正しい使い方になります。

・『従来(じゅうらい)』
「従来」のみで「以前から今まで」を指す言葉になりますので、「従来から」「従来より」という表記は誤用になります。

・『元来(がんらい)』
最初から今のような状態や性質であることを表す言葉で、「はじめから」「もともと」などの意味合いで使われている文言です。

「もともと」の類義語

「もともと」の類義語は以下の通りになります。

・『そもそも』
物事が始まった時や、問題が発生した原因などに立ち戻って論じる際に使われる言葉で、「元来」「最初から」などと言う意味合いで使われる表現です。

・『絶(た)えず』
「とぎれることなく」「いつも」などを表す言葉で、終わらない状態のまま引き続き行われているさまを表す表現です。

・『常々(つねづね)』
「普段」「いつも」などを意味する言葉で、「いつも変わらずそうであること」を強調した表現になります。

・『ずっと』
「以前と同じままの状態や状況が長く続いている」さまを表す言葉で、時間や距離、数量、程度などの隔たりが大きい様子を示す言葉です。

・『本質的(ほんしつてき)』
「そのもの自体の本質を表す」様子を表す際に用いられる言葉で、元々の性質として備わっている様子を示す文言になります。

まとめ

今回は「もともと」という言葉について紹介しました。

「もともと」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。