この記事では、「童心に帰る」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「童心に帰る」という言葉の意味
大人に成長した後、何かの拍子で子供の時の感情を取り戻すことを意味する「童心に帰る」と言う言葉は、子供のような純真な心である「童心」という言葉と、元の場所に戻るという意味合いの「帰る」という言葉を組み合わせた文言で、「帰る」は「返る」と表記されることもあります。
「童心に帰る」という言葉の1つ目の意味は「大人が子供のころに持っていた真っすぐな心に戻る」ことで、大人のみを対象として使用される表現です。
2つ目は「天真爛漫な子供を思わせるほど、物事を楽しむ大人」という意味合いで、子供のように無邪気に遊んでいる大人を表現する際に使用されます。
「童心に帰る」のポジティブな言い換え
「童心に帰る」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『遊び心に溢れた(あふれた)』
「ゆとりやしゃれ気のある心」を表す「遊び心」と、こぼれるほどたくさんはいっている状態である「溢れる」を組み合わせた言葉で、常識や既成概念にとらわれない柔軟な考え方に溢れた状態を指します。
・『無邪気に遊ぶ』
「悪気がなく素直で可愛いらしいさま」を表す「無邪気」に「遊ぶ」という動詞を組み合わせた文言で、童心に帰って遊ぶことができる束の間の楽しみを指しています。
・『純粋さを取り戻す』
大人になってから失われつつあった「邪念や私欲がなく清らかなこと」を表す「純粋」さを、元の状態に戻す「取り戻す」と組み合わせた言葉で、子供の頃の綺麗だった心が戻ってくる状態です。
・『前向きになる』
「物事に臨む姿勢がより積極的になる」という意味合いで使われる言葉で、良い方向に考えを向けていく状態を指します。
「童心に帰る」の類語や言い換え
「童心に帰る」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『子供に戻る』
「子供の頃の気持ちに戻る」という意味で、何も考えずに無邪気に遊んだり、無我夢中になることを指します。
・『幼心(おさなごころ)に帰る』
「幼いときの心」や「子供心」などを表す「幼心」を持った状態を取り戻すという意味合いで、小さな子供が本来持っている純真な気持ちに戻る場合に使われます。
・『天真爛漫(てんしんらんまん)』
純粋な性格「天真」と自然のままに輝いて現れる様子である「爛漫」を組み合わせた4字熟語で、みていて微笑ましくなるような「生まれつき持っている素直な心と、純真で明るい無邪気なさま」を表します。
まとめ
今回は「童心に帰る」という言葉について紹介しました。
「童心に帰る」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。