この記事では、「食べ物」ということばの意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「食べ物」の意味
「食べ物」とは、いうまでもなく「食べるもの」であり、人間や他の生物が摂取することによって活動するエネルギーになるもののことを言います。
英語では「food」といい、その起源を古代ヨーロッパに遡ると「養う」という意味であったことがわかっています。
日本語では、見た通り「食べる」という動詞に「物」という目的語がつながって一つの単語になったものなので、そこからも単純に「食べることができる物質」というのがその意味です。
ただ、「食べる」という動詞自体に「食用のもを」あるいは「食べることが可能なものを」という暗黙の前提があるので、「食用でないもの」に関しては口に入れることができたとしても「食べ物」とは言いません。
生物の根源的な行為に関係することばなので、言い換えることができる類語は数多く存在しています。
「食べ物」の言い換え
それでは「食べ物」の言い換えについてみていきましょう。
「食べ物」の敬語やビジネスでの言い換え
「食べ物」ということばは、それ自体を扱っている商売の人以外にはあまりビジネスで扱われることはありません。
しかし、そのままで使うのはダイレクトすぎるので言い換えの言葉はあります。
・『食事』
「しょくじ」と読みます。
一般的な意味の「食事」は「食べること」や「食べる行為」のことですが、「食べ物」という意味でも使われます。
たとえば、「食事はいただきました」というと、食べ物をたべましたという意味になります。
・『食物』
「しょくもつ」と読みます。
頻繁に使われる類語の代表が「食物」です。
「食べ物」を音読みしただけの単語ですが、印象はかなり違い、日常会話よりも学術的な表現や、客観的に書かれた文章などには頻繁に見られます。
・『食料品』
「しょくりょうひん」と読みます。
改まった言い方として、スーパーなどの売り場のカテゴリーの表現としてよく見ますが、日常会話においてはあまり使われません。
「食べ物」の類語や言い換え
「食べ物」には、それ以外にもかず多くの類語が存在します。
以下にその一部をご紹介します。
・『フード』
意味のパートで記述したように、「食べ物」をダイレクトに英語にすると「food」になり、そのカタカナ表記が「フード」です。
近年は特にこの言い方をすることが多くなっており、例えば「フードロス」などのように使われます。
・『食材』
「しょくざい」と読みます。
「食べ物」に比べると、その物質自体にフォーカスした言葉です。
・『食料』
「しょくりょう」と読みます。
「食べ物」の「材料」のことを示す言葉なので、出来上がったものや料理には使われず、もとになった、キャベツ、牛肉などのことをいいます。
まとめ
今回は「食べ物」について紹介しました。
この機会に「食べ物」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。