この記事では、「おかげ」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「おかげ」の意味
「おかげ」とは、「おかげさまで、毎日楽しく過ごしております」のように使用し、相手の人を立てて、お礼などをいう時につかう言葉です。
漢字では「御陰」あるいは「御蔭」と書き、元々は何かの影に隠れることによって守られているような状態のことを言いました。
しかし、現代において、特に目上の人に対して使われる場合は、ほんとうに守られているわけではなく、守られているくらいお世話になっているというニュアンスで使われることがほとんどです。
さらに、場合によっては単なる枕詞として使われることも多く、その時には「おかげ」自体に意味はなくなります。
「おかげ」の敬語やビジネスでの言い換え
「おかげさまで」という言葉は、すでにビジネスにおける便利な言葉として定着していますが、多くの言い換えも存在します。
・『庇護』
「ひご」と読みます。
庇われ、守られていることを示す言葉です。
「おかげ」よりもかなり堅苦しい表現になりますので、相手を選びます。
・『お世話になって』
「お世話になっております」ということばで、「おかげさまで」と同等の意味になります。
ビジネスにおいては「おかげさまで」と同じように挨拶の定番になっています。
・『援助』
「えんじょ」と読みます。
「援助」という言葉は、「助け」という言葉の文語的な表現です。
「おかげ」の中の「?に助けられて」という部分を拡大したニュアンスになります。
「おかげ」の類語や言い換え
「おかげ」には、そのほかにも様々な類語が存在します。
以下はその中の一部です。
・『援助』
何らかの方法で助けてもらっていることを示す言葉です。
「おかげ」という言葉の「助け」という一面と同じ意味の言葉になります。
・『せい』
「おかげで」と同じような使い方をする言葉として「せいで」というものがあります。
「おかげ」よりは若干悪いニュアンスが含まれることがあります。
・『引き立て』
「引き立て」あるいは「お引き立て」という言葉は、歌舞伎の世界に出てくるような表現で、「おかげ」よりもかなり古めかしいニュアンスがあります。
「お世話になっていおる」という意味が込められています。
まとめ
今回は「おかげ」について紹介しました。
この機会にこの「おかげ」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。