「故に」と「だから」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「故に」と「だから」の違いとは?言い換え

この記事では、「故に」「だから」の違いを分かりやすく説明していきます。

「故に」とは?

前に述べた事柄を理由として、後に結果が導かれることを示す接続詞を意味する言葉です。

「故に」という言葉は、主に論理的な因果関係を表現する際に使用されます。

とりわけ、数学や哲学、論文など、堅い文章で使用されることが多いと考えられます。

「だから」とは?

前に述べた事柄を理由とし、後に結果が導かれることを示す接続詞を意味する言葉です。

「だから」という言葉は、主に話者の主観的な判断や感情を表す際に使用されます。

主に、話し言葉や日常的な文章で、よく見られると言えるでしょう。

「故に」と「だから」の違い

「故に」「だから」の違いを、分かりやすく解説します。

「故に」は、前に述べた事を理由として、あとに結果が導かれることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「だから」は、前に述べた事を受け、それを理由として順当に起こる内容を導くことを表現する際に使用する言葉です。

つまり、「故に」「だから」の違いは、主に文体やニュアンスの違いだと言えます。

一般的に、「故に」「だから」よりも硬く、客観的な印象を与え、「だから」「故に」よりも柔らかく、主観的な印象を与えると言えるでしょう。

「故に」の例文

・『彼女は勉強することが大好きで、それ故に成績も優秀だと考えられる』
・『我思う故に我あり』

「だから」の例文

・『私は寒いのが苦手だ。だから、冬場はできるだけ外出したくない』
・『彼が天才だからといって、全てが正しいとは限らない』

まとめ

「故に」「だから」は、どちらも接続詞で、前の文の内容が後の文の理由や原因を表す際に使用することがあります。

「故に」は、前の文の内容が当然の理由や原因であることを強調する言葉です。

その一方で、「だから」は、前の文の内容が話者の判断や感情に基づく理由や原因であることを示す際に使用する言葉です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。