この記事では、「しかも」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「しかも」という言葉の意味
漢字では「然も」や「而も」などと表記する「しかも」という言葉は、前述した事柄に対してさらに他の事柄を付け加えることを意味する接続詞で、次に続ける言葉を強調させたい場合に用いられる文言になります。
「しかも」という言葉の1つ目の意味は、「それに加えて」や「その上」です。
2つ目は「それでも」や「〇〇にもかかわらず」などという意味合いで使用されています。
「しかも」の類語や言い換え
「しかも」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『おまけに』
お客への付加価値のために商品の価格を値引きしたり、別の品物を添えたりする際に用いられる文言で、「それに加えて」や「さらに」などを表す言葉になります。
・『尚且(なおか)つ』
「その上さらに」や「付け加えて」などを表す言葉で、2つ以上の状態や事象などが並行して同時に存在する様子を示す言葉です。
・『のみならず』
「それだけではなく他にもある」さまや「さらにそれ以上の」様子などを表す言葉で、通常起こりえる事柄に、さらに別の事柄などを付け加える際に使われる文言です。
・『はたまた』
漢字では「将又」と表記し、前述した事柄に続けて、いくつかの選択肢を並べる際に使われる表現で、「あるいは」や「それともまた」などと言う意味合いで用いられています。
「しかも」の類義語
「しかも」の類義語は以下の通りになります。
・『あまつさえ』
今現在、起こっている事象や状態に加えて、別のできごとやその他の状況がさらに加わる意味合いを持つ言葉で、「おまけに」や「その上」などを表す言葉です。
基本的には好ましくないことが重なる際に用いられる表現になります。
・『そればかりか』
前述した事柄に加えて、後に続ける事柄も成り立つことを示す接続詞で、「さらに」や「また」などと置き換えることができます。
・『且つ(かつ)』
ある事柄が成り立つ状況において、同時に別の事柄も成り立つ意を表し、「同時に」や「加えて」などを示す文言になります。
・『いわば』
前に述べた内容を比ゆ的な表現で分かりやすく述べる際に使用する言葉で、「簡単に言えば」や「例えて言うと」などの意味合いで使われる文言です。
まとめ
今回は「しかも」という言葉について紹介しました。
「しかも」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。