「しかし」と「けれども」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「しかし」と「けれども」の違いとは?言い換え

この記事では、「しかし」「けれども」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しかし」とは?

前に述べた事柄よりも後に述べる事柄に非常に重点を置くということを意味する言葉です。

そのため、文章の中ではよく使われますが、会話ではあまり使われないことで知られます。

「けれども」とは?

前に述べた事柄にある程度重点を置きつつ、後に述べる事柄に前の事柄よりも重点を置くことを意味する言葉です。

そのため、話し言葉に使われることが多く、個人的な意見や感情を表すときに使用されます。

「しかし」と「けれども」の違い

「しかし」「けれども」の違いを、分かりやすく解説します。

「しかし」は前の事柄と後の事柄の関係が強い場合や、対比や対立を強調する場合に使用する言葉です。

また、感嘆の意味を持つ場合もあります。

感嘆の意味を持つ「しかし」は、文頭に置かれることが多く、驚きや感心などの感情を表します。

その一方で、「けれども」は、前の事柄を肯定しつつも、それに対する制限や条件を後に付け加えるときや、話題を転換することを表現する際に使用する言葉です。

また、終助詞としても使われて、言い切りを避けたり、婉曲に表現したりする気持ちを表すと言えるでしょう。

「しかし」の例文

・『彼はとても仕事で優秀な成果を収める。しかし、遅刻癖だけは、いつまでも治らない』
・『彼らは10年以上付き合った末に結婚した。しかし、その結婚生活は2年で終わったらしい』

「けれども」の例文

・『このお店のラーメンは美味しいけれども、値段が2000円以上するので、割高に感じてしまう』
・『彼女は彼のことが好きだったけれども、遠距離恋愛に耐えきれずに、別れることにした』

まとめ

「しかし」「けれども」は、前の文と後の文の関係が逆接の場合に使われる接続助詞です。

一般的に、「しかし」は文語的で強い印象を与え、「けれども」は口語的でやわらかい印象を与えることでしょう。