この記事では、「サボる」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「サボる」という言葉の意味
「サボる」という言葉は、フランス語の「sabotage(サボタージュ)」という語を語源としており、この「サボタージュ」とは仕事などを故意に遅らせたり、解決を促すために経営者や責任者などに損害を与える労働争議の戦術などを指して用いられる言葉です。
また、かつてフランスの労働者が「sabot(サボ)」と呼ばれる木靴を使って、仕事に使う機械を破損したことが「サボタージュ」の語源となっています。
「サボる」という言葉の1つ目の意味は、「仕事や学業などを怠ける」です。
2つ目は「学校の授業や仕事などをずる休みする」さまや「仕事などを意図的に行わない」様子などを表す意味合いで使用されています。
「サボる」の類語や言い換え
「サボる」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『怠慢(たいまん)』
当然やらなければならないことをやらない様子を表す言葉で、「なまけて、おろそかにする」さまや「なすべき義務をおこたる」状態などを表す表現になります。
・『油を売る』
江戸時代に髪の油を売る者が婦女などを相手に話し込みながら商う様子から定着した慣用句で、「仕事の途中に無駄な時間を過ごして怠ける」さまや「やるべき仕事や学業から離れて、他のことをする」様子などを表しています。
・『手を抜く』
「必要とされている手間を省く」さまや「いいかげんに物事に取り組む」様子などを表す慣用句で、本来であれば行うべき手順や作業などを省いて、手加減する意味合いで用いられる表現になります。
・『無精(ぶしょう)』
「なまける」さまや「身だしなみを整えない」様子などを表す言葉で、物事を面倒がって怠けたり、身だしなみなどにまったく頓着しない状態を指して用いられる言葉です。
「サボる」の類義語
「サボる」の類義語は以下の通りになります。
・『ちゃらんぽらん』
「言動がいい加減で適当な」さまや「その場かぎりのでたらめな」様子などを意味する言葉で、適当な上に無責任な人や行動などを指して使われる言葉です。
・『なおざり』
「深く心にとめない」さまや「本気でない」様子などを表し、真剣な様子がなく、いい加減で何の対応も見られない際に使われる表現になります。
・『ずぼら』
「行動や性格などがだらしのない」さまや「行いや態度などにしまりがなくきちんとしていない」様子などを示す言葉で、すべきことをせずにだらしがない人や態度などを指して使われています。
・『あぐらをかく』
「あぐらを組んで座る」という意味の言葉で、転じて「ずうずうしく居座っている」さまや「いい気になって努力や改善をしない」様子などを表す文言になります。
まとめ
今回は「サボる」という言葉について紹介しました。
「サボる」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。