この記事では、「よろしくお願いいたします」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「よろしくお願いいたします」の意味
「よろしくお願いいたします」は、「ビジネスで、目上の人や社外の人に、何か依頼する時の丁寧な表現」です。
「よろしく」は「よろしい」の連用形で「うまい具合に」「適切に」という意味、「お」は謙譲語の接頭辞、「願い」は「こうしてほしいことを人に頼む」という意味、「いたします」は動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形に丁寧語「ます」が付いた語です。
全体で「適切にして欲しい」という意味の敬語表現です。
人への依頼文で結びの言葉としても使われます。
「よろしくお願いいたします」の言い換え
「よろしくお願いいたします」はビジネス用語で、日常のカジュアルな場面では以下の言い換えがあります。
1つ目は「よろしく」で、「お願いいたします」を省略しても意味は通じます。
2つ目は「頼みます」で、「請いねがうこと」と意味、「たのんます」とも使われます。
3つ目は「ペコリ」「m(__)m」で、頭を下げてお願いする様子を表すネットスラングです。
「よろしくお願いいたします」のビジネスでの言い換え
「よろしくお願いいたします」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『よろしくお願い申し上げます』
「申し上げます」は「うやうやしく言う」の謙譲語で、相手により丁重にお願いする意味になります。
・『お願いしたく存じます』
「したく」は動詞「する」の連用形に、希望の助動詞「たし」連用形が付いた語、「存じます」は「思います」の謙譲語です。
・『〜いただければ幸いです』
「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形・仮定形に、接続助詞「ば」が付いた語、「幸いです」は「嬉しく思います」という意味で、「〜してもらえると嬉しい」になります。
「よろしくお願いいたします」を使った例文
「よろしくお願いいたします」を使った例文は以下の通りです。
・『今後ともどうぞよろしくお願いいたします』
ビジネスで、時候の挨拶文など締めの言葉として使われます。
・『ご確認のほどよろしくお願いいたします』
相手によく確かめて欲しいことがある時に使われます。
・『集合時間は8時となっておりますので、何卒よろしくお願いいたします』
会議やイベントなどでスケジュールが決まっているので、遅れない様にして欲しいとお願いする時に使われます。
まとめ
今回は「よろしくお願いいたします」について紹介しました。
「よろしくお願いいたします」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。