この記事では、自動車の走行中の「追い越し」と「割り込み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「追い越し」とは?
「追い越し」は、前の車を抜くことです。
原則的にその車の右側に出て老い抜き、その後に元の左に戻ります。
これによって、その車の前に入ることになります。
片側一車線の道路の場合、無理にこれを行うと危険なことも多いので注意してください。
特にセンターラインが黄色の線の時には、前の車が明らかに様子がおかしいといった緊急時以外に行ってはいけません。
高速道路では、右側の車線は比較的速い車が走る為にあり、そのまま走り続けることができますが、片側三車線ある広い道路の一番右の車線は、この「追い越し」の為だけに走ることができます。
その場合、追い抜きたい車の前に出た後には左の車線に戻らないといけません。
「割り込み」とは?
先の「追い越し」によって他の車に前に出ると、その前に出られた方が「割り込みをされた」と使うことがあります。
この解釈は難しいところで、その車が遅く、後ろに車が詰まってしまっているような場合だと、これをされても仕方がないという場合も多いです。
ですが、制限速度いっぱいで走っているような車の前に出る「追い越し」になると、思わずムッとしてしまっても仕方ないでしょう。
高速道路で右側の追い越し車線を走っている分には関係のない言葉ですが、一般の道路で追い越した時には、その後に元の車線に戻った時に、表現上、どうしてもこの「割り込み」と呼ばれることになります。
「追い越し」と「割り込み」の違い
「追い越し」と「割り込み」の違いを、分かりやすく解説します。
「追い越し」は、ただ追い抜くことだけに使う場合もありますが、高速道路以外ではその後に元の車線に戻る必要がある為、それが「割り込み」に当たるという関係になります。
遅い車の追い越しの際に、無理な割り込みだと思われないようにするには、その車から多少距離を空けてから元の車線に戻るといいでしょう。
すぐに前に入られると、自分が遅かったことが原因だったとしても「割り込まれた」と感じてしまうものです。
尚、いくら道路が広くても、「追い越し禁止」の標識がある道路でこれらを行ってはいけません。
まとめ
「追い越し」と「割り込み」は、このような関係になります。
多少前の車が遅くても、無理に「追い越し」するようなことはせず、余裕をもって運転することが大事です。
それが事故の防止にも繋がります。
