この記事では、「関心」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「関心」という言葉の意味
「かかわる」や「関所(せきしょ)」という意を持つ「関」という語と、「物事の根本」や「こころ」などの意を持つ「心」という語を組み合わせた「関心」という言葉は、特定の事柄や事象などについてもっと深く理解したいという気持ちや、さらに詳しく知ろうとする思いを抱く意味合いで使われる文言になります。
同じ読み仮名の「感心」という語は「ある事柄や物事などに心を動かされる」という意味で使われています。
「関心」という言葉の1つ目の意味は、「興味をもって、注意を向ける」です。
2つ目は「特定の物事などに心が惹かれて興味を持つ」などを示す意味合いで使われています。
「関心」の類語や言い換え
「関心」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『興味』
「ある事柄にひきつけられる気持ち」や「ある対象に向ける特別な思い」などを表す言葉で、特に心をひかれる物事や事象などを対象に用いられる表現になります。
・『留意(りゅうい)』
相手に対して気に留めておいて欲しい事柄や、自分自身が何かに気をつける際に用いられる言葉で、「心に留め置く」さまや「用心する」様子などを意味する表現です。
・『好奇心(こうきしん)』
「物事をもっと知ろうとする心持ち」や「珍しい物や知らない事などに興味を持つ」様子などを表す言葉で、そのような気持ちが大きいさまは「好奇心旺盛(おうせい)」と表現されています。
・『気配り(きくばり)』
「周りにあれこれ気を使う」さまや「手抜かりがないように配慮する」様子などを表し、他人をいたわる行動や周りに気をつかう心構えなどを指して用いられる表現になります。
「関心」の類義語
「関心」の類義語は以下の通りになります。
・『探求心(たんきゅうしん)』
特定の物事に興味をもって、さらに追究しようとする心を表し、「本質や結果を知ろうとする気持ち」や「未知の物事などに興味を持って深く理解しようとする心持ち」などを表す言葉です。
・『着目(ちゃくもく)』
「ある物や事柄に対して特に注意して見る」さまや「重要な点や大切なポイントに目をつける」様子などを示す言葉で、特定の部分を気にして注目する際に用いられる文言になります。
・『心境(しんきょう)』
特定の状況や状態などにおける自らの気持ちや感情などを表し、「ある物事について考える際の心の動き」や「その時の状態」などを示す言葉です。
・『思惑(おもわく)』
「あらかじめ考えていた事柄」や「裏に意図がある人の考え」などを示す言葉ですが、仏教用語では「しわく」という読み仮名を用いて「人が生まれつき持っている欲」を指して使われる文言になります。
まとめ
今回は「関心」という言葉について紹介しました。
「関心」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。