この記事では、「行き当たりばったり」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「行き当たりばったり」の意味
「行き当たりばったり」の意味は、「具体的な計画・予定などはなく、その場の勢いや直感で行動を起こすこと」になります。
「行き当たりばったり」の言葉には、「前もって準備をしたり訓練(練習)したりすることがなく、その場の成り行き・ノリに任せるさま」といった意味合いがあるのです。
「行き当たりばったり」の言い換えや例文
「行き当たりばったり」という言葉は、以下のような類語の言葉で言い換えることができます。
「行き当たりばったり」の例文も紹介します。
「行き当たりばったり」の類語や言い換え
「行き当たりばったり」と似た意味を持っている類語を紹介していきます。
・『ぶっつけ本番』
「ぶっつけ本番」という言葉は、「前もって練習(リハーサル)をすることなく、いきなり本番に臨むこと」を意味しています。
・『即座に』(そくざに)
「即座に」という副詞の表現は、「あれこれ考える時間もなくすぐに・時間を開けることなくただちに」の意味を持っている「行き当たりばったり」の類語です。
・『その場で考えた・その場の勢いで』
「行き当たりばったり」をシンプルな言い回しで言い換えると、「その場で考えた」や「その場の勢いで」になります。
「事前にあれこれ深く考えたり準備したりせずに、その場の思考・ノリ・勢いで決める」のニュアンスがあります。
・『出たとこ勝負』
「出たとこ勝負」は、「事前準備することなく、一発勝負をすること」の意味になります。
「出たとこ勝負」には、「前もって練習・用意をするだけの時間や気力体力の余裕がない」といったニュアンスもあります。
「行き当たりばったり」を使った例文
「行き当たりばったり」という言葉を使った例文を以下で紹介していきます。
・『行き当たりばったりで難関国家試験を受けても合格するはずがありません』
「何の下準備・勉強もせず、ぶっつけ本番で難関国家試験を受けても」を意味しています。
・『行き当たりばったりの株式投資をギャンブルのようにやってきましたが、何とか含み益を維持しています』
この例文は、「事前に勉強や分析をせずにその場の成り行き任せの株式投資をギャンブルのようにやってきたが」を指し示して「行き当たりばったり」の言葉が使われています。
・『行き当たりばったりで無責任な政治に振り回されて、コロナ禍が長引いたり少子化が悪化したりしました』
この例文は、「計画性がなくその場の勢い・空気で行われる無責任な政治に振り回されて」の意味合いになります。
まとめ
今回は「行き当たりばったり」という言葉について詳しく紹介しました。
「行き当たりばったり」の意味や類語を正しく理解して、日常生活のやり取りや文章作成などで適切な使い方で使いこなせるようにしましょう。
