「なくす」と「紛失」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「なくす」と「紛失」の違いとは?言い換え

この記事では、「なくす」「紛失」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なくす」とは?

一般的に物や人を見失うことを意味する言葉です。

また、「なくす」は、形のないものや抽象的なものを失うことも表します。

例えば、「記憶をなくす」「勇気をなくす」などのようにも使用される言葉です。

「紛失」とは?

物がまぎれてなくなることを意味する言葉です。

また、「紛失」は、抜け出して逃げることも表現します。

「なくす」と「紛失」の違い

「なくす」「紛失」の違いを、分かりやすく解説します。

「なくす」「紛失」という言葉は、どちらも何かを失うという意味で使われますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「なくす」は、物や人を見失ったり、置き忘れたり、落としたりして、今まであったものや持っていたものを失うことを表します。

その一方で、「紛失」は、物が紛れ込んだり、散らばったりして、なくなることや、なくすことを表します。

また、「紛失」「なくす」よりも、なくした原因がはっきりしない場合や、なくしたことによる重大さや困難さが強調される場合に使われます。

ビジネスや公的な場面では「紛失」の方が「なくす」よりも丁寧な表現として使われることが特徴的です。

「なくす」の例文

・『彼はすぐに物をなくす人だ』
・『どうせなくすので、安いものを買いましょう』

「紛失」の例文

・『海外旅行中にパスポートを紛失したので、一大事だった』
・『荷物が紛失したので、すぐさま問い合わせした』

まとめ

「なくす」は、自分の不注意が原因で物がなくなることを示す言葉です。

その一方で、「紛失」は、「なくす」より丁寧な言い方で、どこかに紛れてしまったという意味も含まれます。

つまり、「なくす」は、物の存在自体がなくなることも含むので、「命をなくす」「記憶をなくす」などの使い方も可能ですが、「紛失」は、物理的なものに限られます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。