この記事では、「ひとまず」と「とにかく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひとまず」とは?
「ひとまず」は「一先ず」と漢字表記します。
「ひとまず」は、「今後のことは別にして、その時点で、一応の区切りをつける様子」という意味があります。
「さしあたり」と言い換えることもできます。
物事が長く続いているとき、今後のことは置いておき、物事に区切りをつける場面で使うことができます。
「ひとまず休息をとる」などという文章にすることができます。
「とにかく」とは?
「とにかく」は「兎に角」と漢字表記します。
「とにかく」は、「ほかの事柄は別問題としてという気持ちをあらわす」という意味があります。
例えば、遅刻するかどうかは別として、家を出ようとするとき、「遅刻してしまうかもしれないけれど、とにかく家を出なければ」などという文章にすることができます。
「ひとまず」と「とにかく」の違い
「ひとまず」と「とにかく」の違いを、分かりやすく解説します。
「ひとまず」は、「今後のことは別にして、その時点で、一応の区切りをつける様子」という意味があります。
一方で「とにかく」は、「ほかの事柄は別問題としてという気持ちをあらわす」という意味があります。
このように「ひとまず」と「とにかく」には、どちらも、「他のことを別問題として」という同じような意味があります。
しかし「ひとまず」は「今後のこと」を別問題とするのに対して、「とにかく」は「他の事柄」を別問題とするという違いがあります。
「ひとまず」の例文
・『ひとまずの答えを出すことにする』
・『ひとまず一次会を終了し、二次会に行こう』
「とにかく」の例文
・『とにかく、謝るだけ謝ってみる』
・『とにかく、告白だけはしてみよう』
まとめ
「ひとまず」と「とにかく」という2つの言葉の違いについてみてきました。
2つの言葉には似た意味がありましたが、明確な違いもありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。