「大雑把」と「アバウト」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「大雑把」と「アバウト」の違いとは?言い換え

この記事では、「大雑把」「アバウト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大雑把」とは?

物事の細部にまで注意が届かず、粗雑なさまやおおまかさを意味する言葉です。

「大雑把」は、細かいことにこだわらず、全体を大きくとらえるという意味だと言えます。

しかし、「大雑把」は、基本的にネガティブなニュアンスを持つ言葉で、仕事や人柄などを評価するときには、雑でいい加減な様子を指すことが多いと考えられます。

「アバウト」とは?

もともと英語の「about」の副詞の意味を転用した言葉で、いい加減なさまや大まかな様子を意味する言葉です。

「アバウト」は、「大雑把」と同じように、細かいことにこだわらず、全体を大きくとらえるという意味だと言えます。

しかし、「アバウト」も、「大雑把」と同様に、ネガティブなニュアンスを持つ言葉で、仕事や人柄などを評価するときには、適当で雑な様子を指すことが多いと考えられます。

「大雑把」と「アバウト」の違い

「大雑把」「アバウト」の違いを、分かりやすく解説します。

「大雑把」「アバウト」は、どちらも物事を細かくなく大まかにとらえるという意味がありますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「大雑把」は、細部に注意が届かず、粗雑なさまを表します。

仕事や計画などが大雑把だと、正確さや品質に欠けるという印象を与えます。

その一方で、「アバウト」は、いい加減なさまやおおざっぱなさまを表します。

大雑把よりもさらに雑で、適当な人や物事を指すことが多いと考えられます。

「大雑把」の例文

・『大雑把に見積もって、このプロジェクトには半年以上の時間がかかるだろう』
・『彼は大雑把な性格なので、細かいことは気にしない』

「アバウト」の例文

・『彼のプランはアバウトすぎて、内容が分からない』
・『彼女はアバウトな人なので、時間や約束は守れない』

まとめ

「大雑把」「アバウト」は、どちらも細かいことにこだわらないさまを表す言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。

「大雑把」は、全体を大きくとらえることや、粗雑なことを指します。

その一方で、「大雑把」は、悪い意味ではなく、大らかや豪快という褒め言葉にもなりますが、「アバウト」は、基本的にネガティブな意味で使われます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。