物事や状態が安心できることや間違いがないことを表す言葉には「大丈夫」や「事無し」があります。
この記事では、「大丈夫」と「事無し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大丈夫」とは?
「大丈夫」は元々体格が立派な男子を表す意味の言葉として使われており、「だいじょうふ」と呼ばれていました。
現代における「大丈夫」は「だいじょうぶ」と読み、物事や状態が安心できることやしっかとしていること、間違いがないことを表す意味の言葉として使われています。
「大丈夫」はこれ以外にも確かにや間違いなくという副詞としても使うことが可能です。
「事無し」とは?
「事無し」とは何事もないことや平穏なことを表す言葉です。
「事無し」はこれ以外にも変わった出来事がないことや退屈なこと、用事がないことを表す時にも使います。
「事無し」の類義語には「事無き」がありますが、こちらは無事に済むことや怪我などがないことを表す時に使います。
「事なきを得る」は怪我などがなく無事に済むことを表す言葉として有名です。
「事無」の漢字を入れ替えたものは「無事」があり、一般的な会話ではこちらの方がよく使われます。
「大丈夫」と「事無し」の違い
この2つはどちらも物事や状態が安心できることや何事もないことを表す言葉です。
「大丈夫」は一般的な会話から仕事の場面など幅広く使うことが可能であり、「事無し」は古語が語源なので普段の会話ではあまり使いません。
「大丈夫」の例文
・『彼は大きな怪我をしたので明日の試合は大丈夫なのでしょうか』
・『勇者は大丈夫だ問題ないと言って魔物討伐に向かいました』
「事無し」の例文
・『今年も桜が満開であり世界は事無しということを実感しています』
・『作業が終わって事無しになったので、散歩に出かけました』
まとめ
「大丈夫」や「事無し」は安心できることや平穏なことを表す言葉です。
「大丈夫」は色々な場面で使われている言葉であり、「事無し」は「無事」の方が使われています。