「見送る」と「見届ける」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「見送る」と「見届ける」の違いとは?言い換え

この記事では、「見送る」「見届ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「見送る」とは?

人がいる場所から他の所に行くとき、見守りつつ送り出すことを「見送る」【みおくる】といいます。

例えば、弟が家から電車に乗って都会に出るとき、手を振りながら安全に目的地まで行くように祈りつつ送るのです。

また、子供であれば大人がバス停までついて行き、無事乗り込むまで見届けます。

このように、無事出発する姿を見届けるために送る行為を指すのです。

「見届ける」とは?

事の成り行きを自らの目で見るという行為を「見届ける」【みとどける】といいます。

例えば、工員が指導した通りに作業しているか確かめる意味も込めて行動を確認するのです。

それほど大事な仕事を任せているため、指導者は最後までしっかり作業を見届ける必要性があります。

このように、最後まで見極めるため目を凝らして見るという行為を指すのです。

「見送る」と「見届ける」の違い

ここでは「見送り」「見届ける」の違いを、分かりやすく解説します。

後方から出かける人を送る行為を「見送り」といいます。

都会に住む自分の家に遊びに来てくれた人を駅まで送り届けるという意味で使われているのです。

もう一方の「見届ける」は最後まで事の成り行きを見ては無事終わったかを確認します。

それだけ大事な作業でもあり、見て確かめる必要性がある作業場や仕事しているとき使うわけです。

「見送る」の例文

・『遊びに来た中学生の妹が心配なので、駅まで見送る』
・『来年は正社員だけではなく、パートの募集も見送る』

「見届ける」の例文

・『屋内に入り込んだ野生動物が山に帰るまで見届ける』
・『喧嘩する兄弟が無事仲直りするか遠くから見届ける』

まとめ

「見」を使ってはいますが、「送る」「届ける」にはまた違った意味として使われています。

どのような意味があるか調べて、使い分けてみるといいでしょう。